【ゲーム株概況(3/9)】カヤックが連騰も上値では利食い売り 分割発表後売られた円谷フィールズが反発 サンリオも高い

3月9日の東京株式市場では5日続伸。日経平均株価は、前日比178円96銭高の2万8623円15銭でこの日の取引を終えた。前日の米国でハイテク株が買われた流れに加えて、為替の円安・ドル高基調を受けて幅広い銘柄が買われた。一時、290円高となる場面もあったが、売り買い一巡後は手がかり材料難から様子見ムードが広がり、戻り待ちの売りに押された。

こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、カヤック<3904>が大幅高。KDDIが正式稼働を開始したメタバース「αU metaverse」の開発を担当したことが引き続き材料視された模様だ。一時1379円まで上がったが、ここ数日の急騰で過熱感も出ており、上値では利食い売りも断続的に出たようだ。イオレ<2334>や、GFA<8783>なども買われた。

円谷フィールズホールディングス<2767>が反発。3月7日に1対2株の株式分割を行うと発表したものの、高値圏にあったこともあり、利食い売りに押されていたが、見直し買いが入ったようだ。

このほか、主力市場では中国人観光客の回復期待を受けて、インバウンド(訪日客)関連銘柄が買われたが、エイベックス<7860>やサンリオ<8136>などもしっかり。

他方、ウェルプレイド・ライゼスト<9565>は、前日大きく上がったものの、この日は利食い売りに押された。ANYCOLOR<5032>や、モイ<5031>、東京通信<7359>なども安い。