【ゲーム株概況(3/13)】決算発表で明暗分かれる…今期も高成長見込むユークスがS高 通期予想を減額のエイチームは9日ぶり反落 gumiも3日続落
3月13日の東京株式市場では、日経平均は続落し、前日比311.01円安の2万7832.96円で取引を終えた。米国のシリコンバレー銀行の経営破綻が伝えられたことで、国内市場はリスク回避の動きから売り物が先行する動きとなった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ユークス<4334>が朝方から買いを集め、ストップ高買い気配に張り付くなど異彩を放つ強さを見せた。ユークスは、前週末10日に発表した2023年1月期決算が大幅な増収増益となったのに続き、2024年1月期も売上高84.3%増、営業利益70.4%増と高成長を見込んでいることが株価の刺激材料となったようだ。
また、IGポート<3791>やバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>などが買われ、コーエーテクモHD<3635>やカプコン<9697>など大手ゲーム株の一角もしっかり。
半面、前週末10日に通期業績予想を関係会社株式の譲渡に伴う減収と特別損失の計上で下方修正したエイチーム<3662>が9日ぶりに大幅反落した。
同様に10日に発表した第3四半期決算が前四半期比で苦戦したと受け止められたgumi<3903>も3日続落した。
東京通信<7359>は、4000円台乗せによる目先達成感に加え、出資先のオーバースが発行する「Nippon Idol Token(NIDT)」のIEOが発表されたことによる目崎材料出尽くし感から後場引けにかけて大きく値を崩し、ストップ安した。
ほか、エディア<3935>やオルトプラス<3672>などの下げもきつい。
会社情報
- 会社名
- 株式会社gumi
- 設立
- 2007年6月
- 代表者
- 川本 寛之
- 決算期
- 4月
- 直近業績
- 売上高120億6600万、営業損益50億4000万円の赤字、経常損益45億1400万円の赤字、最終損益59億3400万円の赤字(2024年4月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3903
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチーム
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高40億8700万円、営業利益1億7900万円、経常利益2億8200万円、最終損益13億4900万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334