ユビタスとGoogle Cloudは、本日（3月22日）、ゲーム業界におけるクラウドストリーミングの発展を目指し、新たなパートナーシップを締結したことを発表した。
今回の提携により、ユビタスはGoogle Cloudをメインのクラウドプロバイダーとして採用し、多くの処理をGoogle Cloud上で実行する予定。また、ユビタスのGameCloudソリューションがGoogle Cloud Marketplaceで利用できるようになり、開発者は同社のクラウドゲーム技術にもっと気軽にアクセスすることができるようになる予定だ。ユビタスは、主要ゲーム機やパブリッシャーと連携し、ゲーム会社の高品質なゲームを世界中のプレイヤーに届ける。
ゲーム会社はそのコストパフォーマンスを大幅に向上させることができるストリーミングテクノロジープロバイダーを必要としている。ハードウェアの需要をクラウドに移すことで、プレイヤーが望むゲームを、どんなデバイス（テレビやモバイルデバイス）でも環境でもフル4K解像度の画像をストリーミングで配信できるようにする。これにより、ゲーム会社は新たなビジネスチャンスを開拓することができ、ユーザー体験の向上と視聴者へのリーチを向上させる。
両社は、ゲームのクラウドストリーミングをデジタルに変革するために、次のような提携を行う。
◆市場イノベーションを加速させる
ユビタスは、Google Cloudのグローバルスケール、GPUやVMリソース、データ、人工知能（AI）、機械学習（ML）の専門知識を活用し、ゲーム業界のみならず、ファッション、不動産、娯楽、自動車などの大企業向けにクラウドストリーミングおよびオンデマンドサービスの品質とパワーを高める予定だ。
◆ストリーミングソリューションへのアクセスを増やす
ユビタスの特許取得済みソリューション「GameCloud」がGoogle Cloud Marketplaceで利用可能になり、グローバルにコンテンツ配信のサポートが強化される。
◆クラウドゲーム配信をデジタルトランスフォーメーション
ユビタスは、Google Cloudのオープンなインフラ、強化されたサイバーセキュリティ保護、データ、AI、MLに関する専門知識を用いて、世界中のクラウドゲーム流通をさらに効率化する。
▼ユビタスの創業者／CEO Wesley Kuo氏コメント
「Google Cloudとの連携により、お客様の市場参入戦略に対応した最も柔軟で強力なストリーミングサービスを提供することができます。我々のパートナーシップにより、ゲームはPC、モバイル、タブレット、IPTV、VR/ARヘッドセットなど、あらゆるデバイスで高品質のインタラクティブなコンテンツをより簡単にグローバル配信することができます」
▼Google Cloud for Games ディレクター Jack Buser氏コメント
「Googleでゲームのクラウドストリーミングの将来を見据えたとき、ユビタスの強力なサービスがゲーム業界に新たな基準をもたらすことを実感しました。ユビタスとのパートナーシップは、あらゆる接続デバイスでライブサービスのゲームを強化するというGoogle Cloudのコミットメントをさらに明確にするものです」
