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LINEとみずほフィナンシャルグループ<8411>は、本日(3月30日)、両社傘下のLINE Financialおよびみずほ銀行の共同出資によって2019年5月にLINE Bank設立準備会社を設立して準備を進めてきた新銀行開業に向けたプロジェクトを中止することを発表した。
LINE Bank設立準備会社では、「LINE」の月間利用者数9400万人を超えるユーザーベース、ユーザビリティの高いUI/UXと、みずほ銀行が培ってきた銀行業におけるノウハウを活かし、LINEアプリ上で全ての銀行サービスが完結する他にはない“スマホ銀行”の提供を予定していた。
しかし、社会・経済環境における金融DXの進展や、提供サービスの安全性への関心の高まりなどを踏まえ、両社で慎重に検討した結果、安全・安心で利便性の高いサービス提供には、さらなる時間と追加投資が必要であり、利用者の期待に沿うサービスのスムーズな提供が現時点では見通せないとの両社見解に至ったという。
今後は、取引先および関係各社との調整を経て、LINE Bank設立準備会社の解散・清算手続きなどを進める予定だ。
なお、両社の間では、金融共同事業として、LINE Creditによる個人向けローンサービスを既に展開しており、今後も引き続き良好な関係を維持しつつ、利便性の高いサービスでの連携を追求していくとしている。
<LINE Bank設立準備株式会社概要(2023年3月30日現在)>
名称:LINE Bank設立準備株式会社
所在地:東京都品川区西品川一丁目1番1号 住友不動産大崎ガーデンタワー22階
代表者:代表取締役社長Co-CEO 齊藤 哲彦、代表取締役Co-CEO 高荒 康弘
資本金及び資本準備金:255億円
議決権比率:LINE Financial株式会社 50%、株式会社みずほ銀行 50%
設立日:2019年5月27日
会社情報
- 会社名
- LINE株式会社
- 設立
- 2019年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 出澤 剛/代表取締役 慎 ジュンホ