KRAFTONの第1四半期決算は、売上収益が前年同期比3.0%増の5387億ウォン(548億4800万円)、営業利益が同10.1%減の2830億ウォン(288億1400万円)、最終利益が同9.0%増の2672億ウォン(272億0500万円)だった。売上収益は四半期ベースで過去最高だったとのこと。営業利益の株式報酬費用を除外した場合、第1四半期の営業利益は2930億ウォン(298億3600万円)となる。
同社によると、『PUBG: BATTLEGROUNDS』PC/CONSOLE部門は、トラフィック拡大と新規有料コンテンツの人気によって歴代最高のインゲーム売上を達成したとのこと。特にPC売上は同68%増加し、全体売上の33%を占め売上拡大に大きく寄与した。3月にリリース6周年を迎えたPUBGは、今後アーケードモード改変およびクランシステムの実装、スーパーカーとのコラボレーション、新規マップのリリースなどユーザーの体験を最大化するアップデートで成長幅を高めていく計画。
モバイル部門は、新規トラフィックの流入拡大により成長の勢いを確保している。第1四半期に導入したユーザーが直接マップを製作できるCRAFTGROUNDモードが好評を得ており、第2四半期にもレベルアップ衣装スキンとグローバルブランドとのコラボレーションを通じて有料コンテンツの効率を高めていく予定。
KRAFTONは`クリエイティブスケールアップ'という戦略の方向性のもとでグローバルパブリッシャーとして跳躍するための歩みを強化する。`クリエイティブスケールアップ'戦略は、KRAFTONが自社開発ゲームと少数株主持分投資を通じてクリエイティブを発掘し成長性をスケールアップすることを目標にしている。これによってKRAFTONと独立スタジオ間の円滑なコミュニケーション体制を備え、精密な検討、レビュー、テストなどを展開する制作プロセスを確立していく計画。
2023年の年初から自社開発ゲームと少数株主持分投資によるグローバルセカンドパブリッシング確保に集中し、現在KRAFTONエコシステムに24のパイプラインを準備中にある。あわせてKRAFTON内部にゲームプロジェクト別の仮想組織(Virtual Organization)を構築し各スタジオの制作をサポートするなど円滑なコミュニケーション体制を整え、より綿密な制作管理体系樹立に乗り出す方針。
このほかにもKRAFTONは、先制的な投資を通じてゲーム制作期間の短縮とゲーム内の多様な機能実現に向けたディープラーニング技術研究に注力している。最近、KRAFTONディープラーニング本部の論文が最高権威とする学会の承認を受け、ゲームの中で協同プレイを可能とする技術を具現するなど可視的な成果を生んでいる。
KRAFTONのキム・チャンハン代表は、"KRAFTONは2023年第1四半期最高実績達成を通じてPUBG IPの持続的な成長性を証明した"とし、"より多くのゲームが打席に立てるように新しい制作管理戦略を導入し、新作ゲームにおける興行の可能性を高められるようにグローバルパブリッシングにも集中する“と話した。
会社情報
- 会社名
- KRAFTON