アピリッツ、第1四半期決算は営業益36%増の1億0500万円と大幅増益…運営移管ゲーム苦戦もWebソリューション好調【追記】

アピリッツ<4174>は、6月13日、2024年1月期 第1四半期(23年2月~23年4月)の連結決算を発表し、売上高20億1200万円(前年同期比46.5%増)、営業利益1億0500万円(同36.4%増)、経常利益1億0500万円(同61.1%増)、最終利益6200万円(同54.8%増)だった。

・売上高:20億1200万円(同46.5%増)
・営業利益:1億0500万円(同36.4%増)
・経常利益:1億0500万円(同61.1%増)
・最終利益:6200万円(同54.8%増)

 

大幅な増収増益となったが、オンラインゲーム事業が苦戦したものの、DX需要を追い風にWebソリューション事業が好調に推移したことが主な要因だった。デジタル人材育成派遣事業は、大幅な増収となったが、投資先行で大幅な減益を余儀なくされた。

 

 

① Webソリューション事業
売上高は8億3700万円(同24.2%増)、セグメント利益は2億7700万円(同42.2%増)となった。顧客のDX化に関連した受注案件の大型化と単価アップに加えて、新規受託開発案件の増加で想定上に着地になった、としている。DXだけでなく、マーケティングやデザイン、SaaSといったDX周辺サービスのラインナップを強化したことが奏功した。新卒社員の入社や外注費が増加したものの、増収効果で吸収した。

② オンラインゲーム事業
売上高は7億1600万円(同25.5%増)、セグメント損失は600万円(前年同期はセグメント利益2400万円)と増収・赤字転落となった。マーベラスの『千銃士:Rhodoknight』について受託運営から運営主体として参画するようになったほか、『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』も運営移管も完了した。運営移管タイトルについては運営移管後に運営体制の効率化や外注の内製化を行い、原価の低減策を講じたが、新規の受託案件の獲得がなかったことに加え、運営移管タイトルの苦戦も重なったとのこと。

③ デジタル人材育成派遣事業
売上高は4億5800万円(同256.6%増)、セグメント利益は1100万円(同52.7%減)となった。派遣人員の採用及び教育を積極的に行うことで、質の高いデジタル人員を顧客に提供してきたが、採用・教育コストが売上に先行して発生したことから大幅な減益になった。先行投資については計画通りで、下期から収益貢献してくるようだ。

 

■2024年1月期の業績見通し

2024年1月期の業績は、売上高87億3400万円(前期比19.3%増)、営業利益5億5000万円(同18.8%増)、経常利益5億4500万円(同22.6%増)、最終利益3億2700万円(同55.7%増)、EPS81.32円を見込む。

・売上高:87億3400万円(同19.3%増)
・営業利益:5億5000万円(同18.8%増)
・経常利益:5億4500万円(同22.6%増)
・最終利益:3億2700万円(同55.7%増)
・EPS:81.32円

計画に対する進捗率は、売上高23.0%、営業利益19.1%、経常利益19.3%、最終利益19.0%となっている。

・売上高:23.0%
・営業利益:19.1%
・経常利益:19.3%
・最終利益:19.0%

株式会社アピリッツ
https://appirits.com/

会社情報

会社名
株式会社アピリッツ
設立
2000年7月
代表者
代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
決算期
1月
直近業績
売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
4174
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