アピリッツ、第1四半期のオンラインゲーム事業は600万円の損失計上 運営ゲーム売上減と新規受託が獲得できなかったことが響く 第1四半期を底に回復目指す
アピリッツ<4174>は、2024年1月期 第1四半期の決算で、オンラインゲーム事業の売上高が前四半期比で14.8%減の7億1600万円だったと明らかにした。前年同期比ではプラスとなったが、新規受託案件の獲得がなかったことや運営タイトルの売上の自然減があったという。「『UNI'S ON AIR(ユニゾンエアー)』がジョインした、前期(22年1月期)の第3四半期から右肩下がりとなっている状況だ」(和田 順児社長)。
他方、売上原価は、同8.9%減の6億6200万円だった。売上に連動して下がったほか、外注の内製化、余剰人員の派遣事業への移動などを行ったものの、減収をカバーしきれなかった。この結果、売上総利益は5400万円と前四半期の1億1500万円から半減以下となった。
さらに取得したタイトルの償却費や、先行投資となる研究開発費なども収益を圧迫した。この結果、セグメント損益は600万円の赤字を計上するに至った。外注の内製化や運営の効率化を図ることで原価低減を進めたが、売上減が響いた格好だ。ただ、同社では、この第1四半期の実績を「底」として、「売上向上策や運営効率化を行うことで、セグメント利益を回復させたい」と考えているという。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アピリッツ
- 設立
- 2000年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 執行役員CEO 和田 順児
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高84億2700万円、営業利益5億9900万円、経常利益5億9600万円、最終利益3億8600万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4174