【ゲーム株概況(6/29)】目標株価引き上げの任天堂が年初来高値更新 6月期末銘柄が権利落ちで売られる 『タクトオーパス』好スタートもDeNA安い
6月29日の東京株式市場は続伸。日経平均株価は、前日比40円15銭高の3万3234円14銭でこの日の取引を終えた。前日の米国市場でハイテク株が買われた流れを受けて、指数寄与度の大きい半導体関連株が買われて指数をけん引した。ただ、買い一巡後はもみあいとなり、上値を追う動きは限定的だった。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、任天堂<7974>が続伸し、年初来高値を更新した。SMBC日興証券が同社株のレーティング「2」の据え置きとしたうえで、目標株価を5600円から6600円に引き上げた。月次売上好調のフリュー<6238>も年初来高値を更新した。
他方、ディー・エル・イー(DLE)<3686>が大幅反落。W TOKYO<9159>の新規上場に伴う保有株の売出しで特別利益1億6400万円を計上することが直近の株価材料となっていたが、この日(6月29日)にW TOKYOの上場日を迎え、目先の材料出尽くしとみた売り物に押された。
ディー・エヌ・エー(DeNA)<2432>も反落。『takt op. 運命は真紅き旋律の街を』を前日にリリースし、セールスランキングでもTOP20に入るなど好調な出足をみせた。初動が良好ですぐにランキングを落としてしまうタイトルも少なくないため、今後の動きを見極めたいということかもしれない。
また6月期末の銘柄の権利落ち日ということもあってか、ブシロード<7803>やグリー<3632>、エヌジェイホールディングス<9421>、ボルテージ<3639>、壽屋(コトブキヤ)<7809>などが下落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)
- 設立
- 1999年3月
- 代表者
- 代表取締役会長 南場 智子/代表取締役社長兼CEO 岡村 信悟
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上収益1367億3300万円、営業損益282億7000万円の赤字、税引前損益281億3000万円の赤字、最終損益286億8200万円の赤字(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 2432
会社情報
- 会社名
- グリーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632
会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高462億6200万円、営業利益8億8200万円、経常利益18億9800万円、最終利益8億400万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803
会社情報
- 会社名
- 任天堂株式会社
- 設立
- 1947年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 古川 俊太郎/代表取締役 フェロー 宮本 茂
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆6718億6500万円、営業利益5289億4100万円、経常利益6804億9700万円、最終利益4906億0200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7974