セガサミー、2023年3月期の研究開発費は9％増の514億円と大台突破　ゲームは『ソニックF』や『P5R』リマスター版、『龍が如く 維新！ 極』など

セガサミーホールディングス<6460>の2023年3月期における研究開発費の総額が前の期比9.1％増の514億1000万円だった。500億円の大台に乗るのはこの期が始めてと見られる。セグメント別の状況を見ると、ゲーム事業を展開するエンタテインメントコンテンツ事業と、パチンコ・パチスロを手掛ける遊技機事業が大半を占めている。それぞれ見ていこう。

主力のエンタテインメントコンテンツ事業は、同12.0％増の375億2200万円だった。家庭用ゲームソフト『ソニックフロンティア』や『ペルソナ5 ザ・ロイヤル』リマスター版、『龍が如く 維新！ 極』などを開発した。こちらは年によって増減はあるものの、全体として増加傾向にあることが伺える。

もう一つの柱である遊技機事業は、同2.0％増の138億9800万円だった。6.5号機の『パチスロ甲鉄城のカバネリ』や『パチスロ幼女戦記』などのパチスロ機をリリースした一方、主力シリーズ機『P真・北斗無双 第4章』などのパチンコ機をリリースした。エンタメ事業と異なり、こちらは下落傾向にある。

同社全体の研究開発費の推移は以下のとおり。