オルトプラス、第3四半期(10~6月)決算は売上高29%減、4.9億9000万円の赤字 運営タイトルの選択と集中により、運営タイトル数は2タイトルまで減少
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オルトプラス<3672>は、8月10日、2023年9月期の第3四半期累計(10~6月)の連結決算を発表、運営タイトルの選択と集中を強力に推し進めたことによる運営タイトルの減少で、大幅な減収となった。
一方、運営タイトル数の減少により外注費、サーバー費やプラットフォーム手数料などの売上原価が大きく減少し、利益率は改善した。
売上高32億6800万円(前年同期比29.3%減)
営業損益4億9000万円の赤字(同6億400万円の赤字)
経常損益4億6400万円の赤字(同5億4800万円の赤字)
最終損益3億5800万円の赤字(同5億7000万円の赤字)ゲーム事業は、第2四半期までに採算性の低下した運営タイトルの整理を行い、第3四半期におけるグループの運営タイトル数は自社パブリッシングタイトル1つ、運営受託タイトル1つの計2タイトルまで減少した。その一方で、安定的な売上と利益確保を狙いとして、継続して新規受託開発案件の獲得を進めた結果、第3四半期期間において新たに2件の開発プロジェクトがスタートした。
ゲーム支援事業は、国内ゲーム会社の開発・運営現場の人材ニーズに対して、同社グループ並びに他社のエンジニアやクリエーターなどの開発人材の派遣などを行っているが、国内ゲーム市場が安定的に推移していることで、国内ゲーム会社における人材需要は底堅く推移しており、クライアント数、人材の派遣数やマッチング数はともに堅調に推移した。これを受けて、ゲーム支援事業について今後さらなる事業拡大が可能と判断し、第3四半期期間に事業運営体制の見直しに着手した。
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■2023年9月期見通しは引き続き非開示
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2023年9月期の業績見通しは引き続き非開示。運営タイトルの売上動向、受託開発の案件獲得や開発進捗、運営受託の獲得の状況などによりグループの業績が大きく変動する可能性があり、現時点において信頼性の高い業績予測値を合理的に算出することが困難となっているため、としている。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高35億1600万円、営業損益4億5200万円の赤字、経常損益4億1600万円の赤字、最終損益4億5200万円の赤字(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672