モバイルファクトリー、第3四半期決算は営業益23%増の6億8400万円…「駅メモ!」中心に位置情報ゲーム好調、ブロックチェーンも赤字縮小
モバイルファクトリー<3912>は、10月24日、2023年12月期 第3四半期累計(23年1月~23年9月)の連結決算を発表し、売上高24億4400万円(前年同期比9.8%増)、営業利益6億8400万円(同22.9%増)、経常利益6億7900万円(同21.8%増)、最終利益4億4300万円(同20.1%増)だった。
・売上高:24億4400万円(同9.8%増)
・営業利益:6億8400万円(同22.9%増)
・経常利益:6億7900万円(同21.8%増)
・最終利益:4億4300万円(同20.1%増)
主力の「駅メモ!」を中心とする位置情報ゲームが好調だったほか、投資先行のブロックチェーン事業の赤字幅も縮小した。
・モバイルゲーム事業
売上高は21億9700万円(同12.9%増)となり、セグメント利益は7億7300万円(同17.7%増)となった。主力サービスの位置情報連動型ゲームでは、収益の安定と強化を図るべく、ユーザーエンゲージメントを高めることに注力した。
「駅メモ!(ステーションメモリーズ!)」及び「アワメモ!(駅メモ!Our Rails)」において、地方自治体や鉄道事業者との協業による地方創生、他社IPとのコラボイベント、及びおでかけ促進イベントやグッズ販売イベントの実施を行った。
・コンテンツ事業
売上高は2億4500万円(同11.5%減)となり、セグメント利益は1億7200万円(同変わらず)となった。コンテンツ事業では、2022年12月にソフトバンクのAndroid端末向け定額アプリ提供サービス「AppPass」が終了するなどの影響により、自社で運営している各着信メロディサービスの課金会員数は緩やかに減少している。
・ブロックチェーン事業
売上高は100万円(同65.6%減)となり、セグメント損失は1億8400万円(前年同期2億7200万円の損失)となった。QYSコインの「IEO」によるQYSコイン経済圏の形成を目指すにあたり、GMOコインと新規暗号資産販売の検討を行っている。NFT関連事業では、「ユニマ」でNFTの販売を行っているが、選択と集中を行い方針を変更しており、ゲーム特化型NFTマーケットへリニューアルを予定している。
・Suishow事業
売上高は75万円となり、セグメント損失は7600万円となった。「NauNau」や「駅メモ!」シリーズの位置情報を活用した送客サービス「ダイレクトスポットアド」のリリースに向け開発を行っている。
■2023年12月期の業績見通し
2023年12月期の業績は、売上高32億7000万円(前期比4.0%増)、営業利益8億9600万円(同3.7%増)、経常利益8億9600万円(同3.5%増)、最終利益6億2100万円(同11.4%増)、EPS78.69円を見込む。従来予想からは変更はない。
・売上高:32億7000万円(同4.0%増)
・営業利益:8億9600万円(同3.7%増)
・経常利益:8億9600万円(同3.5%増)
・最終利益:6億2100万円(同11.4%増)
・EPS:78.69円
計画に対する進捗率は、売上高74.7%、営業利益76.3%、経常利益75.8%、最終利益71.3%となっている。
・売上高:74.7%
・営業利益:76.3%
・経常利益:75.8%
・最終利益:71.3%
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912