モブキャストHD、子会社X-VERSEの既存ライセンスIP事業を新設分割によりテンダに2024年1月1日付で譲渡へ 譲渡価額は5000万円【追記】
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モブキャストホールディングス<3664>は、11月10日、連結子会社 X-VERSE(旧モブキャストゲームス)の既存ライセンスIP事業(旧IPプロデュース事業)の一部を会社分割(新設分割)により新設会社に承継し、会社分割により分割会社であるX-VERSEに割り当てられた新設会社の株式を剰余金の配当としてモブキャストHDが交付を受けたうえで、新設会社の株式の全部をテンダ<4198>に2024年1月1日付で譲渡することを発表した。
譲渡価額は5000万円で、モブキャストHDは関係会社株式売却益4000万円を特別利益として2024年12月期の第1四半期に計上する予定だ。
譲渡の理由は、同社グループならびに X-VERSEの成長戦略を追求するにあたり、戦略に沿わない既存事業であるライセンスIP事業に対して経営資源の投入は制約していくとの戦略的判断に至り、ゲームユーザーへの影響、社外関係先および社内リソース配分などを踏まえ、今後の事業継続の検討を進めた結果によるもの。一方のテンダは、新規事業としてライセンスIP事業の確立を目指しており、モバイルゲームなどのライセンスIPタイトルをテンダへ譲渡することは、ユーザー、社外関係先への影響を最小範囲に抑えられると判断し、本譲渡を行うことを決定した。
譲渡は、X-VERSEが12月25日付で 100%子会社であるX-VERSE PLUSを設立し、同日を効力発生日(予定)としてX-VERSE PLUSへ対象となるゲームライセンスIPタイトルなどを新設分割の方式により移管し、2024年1月1日(予定)にX-VERSE PLUSの全株式をテンダへ譲渡する形で実施される。
なお、モブキャストHDの2023年12月期業績への影響は軽微としている。また、2024年12月期の業績への影響に関しては、精査の上、2024年12月期業績予想にて発表する予定だ。
【追記】
X-VERSEがX-VERSE PLUSにゲーム事業とイラスト製作、音声収録業務、アラートアプリ配信、コラボ・アレンジ業務、LINEスタンプに関する事業を移管する旨の公告が11月20日付けの「官報」に掲載された。
会社情報
- 会社名
- 株式会社モブキャストホールディングス
- 設立
- 2004年3月
- 代表者
- 代表取締役CEO 藪 考樹
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7100万円、営業損益4億2800万円の赤字、経常損益4億3600万円の赤字、最終損益3億8000万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3664
会社情報
- 会社名
- 株式会社テンダ
- 設立
- 1995年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 取締役会議長 小林 謙/代表取締役社長CEO 薗部 晃
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高51億7500万円、営業利益5億4500万円、経常利益5億4700万円、最終利益3億4100万円(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4198
会社情報
- 会社名
- NINJIN株式会社(旧X-VERSE)
- 設立
- 2018年2月
- 代表者
- 吉田 安寛
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 馬に関するIPを用いたゲーム及びデジタルコンテンツ等のプロデュース事業
- 上場区分
- 未上場