GENDA、東北のアミューズメント施設「スーパーノバ」運営事業やミニゲームコーナー117箇所を取得 日本ポップコーンも買収
GENDA<9166>は、この日(11月20日)、映画配給会社として知られるギャガ買収以外に3件の買収を発表した。グループ会社のGENDA GiGO Entertainmentがワイ・ケーコーポレーションが東北地方で展開するアミューズメント施設「スーパーノバ」の運営事業のほか、GENDA Gamesがグローバル・ソリューションズより店舗スタッフが常駐しないゲームコーナー117箇所(ミニロケ)に関するアミューズメントマシンの取得、「ヒルバレー」ブランドのポップコーンの企画、製造及び販売を行う日本ポップコーンの全株式を保有するINPの買収を行う。取得価額についてはいずれも開示していない。いずれも2024年1月期の第4四半期の業績から取り込まれる予定。
ワイ・ケーコーポレーションは、1995 年の創業以来、東北地方においてアミューズメント施設「スーパーノバ」6店舗を保有している。「スーパーノバ」の運営会社を新設会社に切り出し、その株式を取得する。これにより、GENDA GiGO Entertainment が東北地方において展開中の店舗との人的資源の相互活用による双方の店舗運営の効率化に加え、GENDA GiGO Entertainment が持つプライズラインアップや DX にかかる知見の共有による「スーパーノバ」の売上の伸長が期待できるという。
グローバル・ソリューションズは、スーパーマーケットや量販店、カラオケ店のスペースを中心としてミニロケを全国展開している。今回の資産取得により、GENDA Games が有する経営資源や人的資源を全国各地のミニロケ拠点に展開することが可能となることから、顧客にこれまで以上に楽しいエンターテイメント体験の提供を実現し、設置先企業とは相互の収益の向上だけでなく、コネクションの強化によるエンターテイメント領域での様々な取り組みの可能性の拡大を期待できる、としている。
日本ポップコーンは、日本初のグルメポップコーン専門店「ヒルバレー」を展開し、創業当時から日本国内で製造・販売を行ってきた。国内3店舗の直営店のほか、オンラインショップでの販売及びシネマコンプレックスを含む商業施設等における催事出店、卸売販売がメインで、今後はシネコンス向けの取引拡大を図るとともに、グループがこれまで取引関係を築いてきた人気アニメやゲームの版権元を紹介することで、販路と日本ポップコーンが手掛けるコラボ商品の拡充を目指す。
■取得対象
・INP…日本ポップコーンの全株式を持つ親会社の全持分を取得
・ワイ・ケーコーポレーション…GENDA GiGO Entertainmentがアミューズメント施設運営事業を移管した新設会社を取得
・グローバル・ソリューションズ株…GENDA Gamesが117箇所のミニロケの固定資産を取得
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA GiGO Entertainment
- 設立
- 2004年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 上野 聖
会社情報
- 会社名
- 株式会社GENDA
- 設立
- 2018年5月
- 代表者
- 代表取締役会長 片岡 尚/代表取締役社長 申 真衣
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高556億9700万円、営業利益53億7000万円、経常利益52億1600万円、最終利益41億7800万円(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9166