リリース1周年の『メメントモリ』、非IPタイトルながらスクワッドRPGで収益成長量2位 若年層多くゲームへの評価も高い Sensor Tower調査
Sensor Tower(センサータワー)は、バンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>の『メメントモリ』に関するレポートを公開し、非IPタイトルながら、リリースの2022年10月から2023年11月15日までの世界累計収益は1億8000万ドル(257億6200万円)を突破し、日本のモバイルスクワッドRPGジャンルで収益成長量は2位を記録しているという。
■1周年を迎えてアップデートとプロモーションを展開したメメントモリ、XでのSoVはトップに
『メメントモリ』は2023年10月に1周年を迎え、さまざまなイベントやプロモーションを展開。ゲーム内では、すべてのプレイヤーにダイヤ3000個のプレゼントや、ログインボーナスやミッションで最大100連分のプラチナガチャチケットの入手が可能なイベントを展開した。同時に、田村ゆかりがCV・歌唱を担当する新キャラクター「エルフリンデ」の実装、新コンテンツの「パネルミッション」や新機能「パネル図鑑」「音楽プレイヤー」も追加した。
また、プロモーションとしては、TVCMの全国放送のほか、デジタルプロモーションも展開した。以前より積極的なマーケティング展開で話題になっていた同社だが、今回もかなり力を入れたようだ。2023年10月日本のX(旧:Twitter)におけるSoV(シェアオブボイス)の比較では、同作が50%を記録して1位となっているという。そのほかのプラットフォームでは、同期間の日本のYouTubeにおいてSoVが4位、Apple Search Adsでも4位となるなど、デジタルプロモーションの効果が確認できる。
こうした施策が奏功し、ランキングも大きく上昇したとレポートを執筆したHideyuki Tsuji氏は推測している。日本のApp Storeにおけるトップ収益ランキングで、1周年前日の2023年10月17日に52位だった『メメントモリ』は、翌日に6位へ急上昇した。その後7日間はトップ20位圏内をキープした上、無料ダウンロード数ランキングでも上昇したという。
■メメントモリは日本のモバイルスクワッドRPG収益成長量ではNIKKEに次ぐ2位、星4以上の評価は85%を超える
『メメントモリ』の収益はリリースから1年を迎えたいまも好調だという。2022年10月1日から2023年11月15日までのモバイルスクワッドRPGの日本における収益成長量で『勝利の女神:NIKKE』(Level Infinite)に次ぐ2位を記録している。
収益成長量トップ5のうち、日本発のモバイルスクワッドRPGとしては『陰の実力者になりたくて!マスターオブガーデン』が4位にランクイン。同作は人気アニメIPタイトル。モバイルゲームの世界ではIPタイトルが人気上位に来ることが多い中、『メメントモリ』は非IPタイトルとして高収益を上げているとした。
Tsuji氏は、高収益はゲームの評価にも表れているとも指摘。『メメントモリ』のリリース(2022年10月18日)から2023年10月31日までの日本のApp Storeにおけるゲームの評価において、星5が70%以上となっている。星4以上で見ると80%以上となっており、モバイルゲームとして高い評価を獲得している。
『メメントモリ』のユーザー層は、70%以上が18-34歳の若い世代が占めている。日本で人気のモバイルスクワッドRPGのユーザー分布と比較しても、このシェアが高いことが確認できる。同作では18-24歳と25-34歳の層がほぼ同じぐらいで、18-24歳の層のシェアは比較対象のモバイルスクワッドRPGの中ではトップとなっているそうだ。
リリース1周年を迎えたメメントモリ、18~34歳の若いユーザーの支持が70%以上で日本のモバイルゲーム収益成長量2位を記録
https://sensortower.com/ja/blog/mementomori-1st-anniversary