【ゲーム株概況(12/21)】ソニー&コーテクと資本業務提携のアカツキがストップ高 『ジャンプチ』終了のワンプラ反落 スクエニ年初来安値更新
12月21日の東京株式市場は3日ぶりに反落。日経平均株価は、前日比535円47銭安の3万3140円47銭でこの日の取引を終えた。前日の米国株式市場の下落を受けて、半導体関連を中心に売り優勢となった。またダイハツの出荷一時停止やリコールの発表を嫌気したトヨタ自動車も売られた。為替市場で円高・ドル安に推移したことも嫌気された。為替の変化をどう織り込んでいくかがポイントになりそうだ。
こうしたなか、ゲーム関連株を見ると、アカツキ<3932>がストップ高。前日に発表したコーエーテクモホールディングス<3635>とソニーグループ<6758>と資本業務提携を行うと発表したことが材料視された。塩田前社長より取得した自社株の処分や安定株主づくりといった面が強かったようだが、今後の業務提携への期待も買いを誘った。
ガンホー・オンライン・エンターテイメント<3765>は反落。大和証券が同社株のレーティング「3」の継続としつつ、目標株価を2200円から2400円に引き上げた。
この他、以下の目標株価の変更が行われた。
【みずほ証券】
・セガサミーホールディングス<6460>「買い」継続、3800円→3100円
【東海東京証券】
・バンダイナムコホールディングス<7832>「ニュートラル」継続、3610円→3010円
また、ワンダープラネット<4199>が反落。前日、LINEヤフーと共同で運営する『ジャンプチ ヒーローズ』について2024年3月をもって終了するとのアナウンスを出した。売上に影響は出てくるものの、『クラッシュフィーバー』の利益貢献を見込んでいるため、通期の影響黒字となる見通しに変更はない、としている。
なお、クルーズ<2138>やエイチーム<3662>、モバイルファクトリー<3912>、coly<4175>、monoAI technology<5240>、スクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>などが年初来安値を更新した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社アカツキ
- 設立
- 2010年6月
- 代表者
- 代表取締役CEO 香田 哲朗
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高239億7200万円、営業利益26億7600万円、経常利益28億3400万円、最終利益12億8800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3932
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684
会社情報
- 会社名
- ワンダープラネット株式会社
- 設立
- 2012年9月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 常川 友樹
- 決算期
- 8月
- 直近業績
- 売上高24億4900万円、営業利益1億2100万円、経常利益1億1300万円、最終利益9200万円(2024年8月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4199