SANKYO、24年3月期の営業益を595億円→710億円に上方修正…増産・再販機種や主力シリーズを中心に単価堅調、スマート遊技機で補給機更新需要も

SANKYO<6417>は、2月7日、2024年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高1970億円(前回予想1750億円)、営業利益710億円(同595億円)、経常利益720億円(同600億円)、最終利益525億円(同415億円)、EPS198.91円(同742.10円)とした。

・売上高:1970億円(前回予想1750億円)
・営業利益:710億円(同595億円)
・経常利益:720億円(同600億円)
・最終利益:525億円(同415億円)
・EPS:198.91円(同742.10円)

従来予想からの修正率は、売上高12.5%増、営業利益19.3%増、経常利益20.0%増、最終利益26.5%増となっている。

・売上高:12.5%増
・営業利益:19.3%増
・経常利益:20.0%増
・最終利益:26.5%増

主力シリーズ最新作となる「フィーバー機動戦士ガンダムSEED」及び「ぱちんこ シン・エヴァンゲリオン Type レイ」を筆頭に販売台数を積み上げ、パチンコ機の販売台数は概ね当初計画どおりの29万6000台となり、販売台数シェアは30%を超え、前年度に引き続きトップシェアを獲得する見込みとなった。

一方、パチスロ市場では、同社グループスマートパチスロ機第一弾「パチスロ 革命機ヴァルヴレイヴ」及び第二弾「パチスロからくりサーカス」が高く評価され、パチスロ市場においても存在感を高めることが出来たものの、各社からスマートパチスロ機の投入が相次ぎ、販売競争は激化していることから、同社グループの販売台数は、当初計画9万台に対し7万台となる見込み。

パチンコ・パチスロトータルの販売台数としては概ね計画線の数字であった一方、増産・再販機種や主力シリーズ機を中心に販売単価が堅調に推移したことに加え、補給機器関連事業で、スマート遊技機の普及により、専用ユニットの卸売り及びパーラーの設備更新需要が増加したことから、売上高及び各利益が上記の通り前回発表予想を上回る見通しとなった。

会社情報

会社名
株式会社SANKYO
設立
1966年4月
代表者
代表取締役社長CEO(最高経営責任者) 石原 明彦/代表取締役副社長執行役員COO(最高執行責任者) 富山 一郎
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
6417
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