セガサミーHD、第3四半期の「F2P」売上高は14.7％減の401億円…『プロセカ』『バウンティラッシュ』けん引、既存の下落を新作で補えない状況か

セガサミーホールディングス<6460>は、この日(2月9日)、第3四半期累計(23年4~12月)の決算で「F2P」の売上高が前年同期比14.7％減の401億円だったことを明らかにした。10~12月に限ると、前年同期比13.2％減の132億円だった。3四半期連続で2ケタ減収となった。

同社では、『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』と、セガが開発を担当する『ONE PIECE バウンティラッシュ』がけん引した、としている。 

 【売上上位】
1位　『プロジェクトセカイ カラフルステージ！ feat. 初音ミク』
2位　『PSO2 ニュージェネシス ver.2』
3位　『セガNET麻雀 MJ』 

リリース年別の売上推移を見ていくと、どの年が大きく落ちたというわけではなく、既存タイトルが経年とともにジリジリと売上を落としていく中、新作のリリースでカバーできない状況になっていることが伺える。

この年の新作として、『404 GAME RE:SET -エラーゲームリセット-』がセガより2023年4月にリリースされたが、その売上は第1四半期が3億円、第2四半期が2億円、第3四半期が0(1億円未満)だったとのこと。