メガチップス、24年3月期の営業利益を58億円→50億円に下方修正…アミューズメント向け需要が当初想定を下回る SiTime株一部売却で最終は増額
メガチップス<6875>は、2月9日、2024年3月期連結業績予想の修正を行い、売上高610億円(前回予想700億円)、営業利益50億円(同58億円)、経常利益33億円(同52億円)、最終利益41億円(同33億円)、EPS223.02円(同171.94円)とした。
・売上高:610億円(前回予想700億円)
・営業利益:50億円(同58億円)
・経常利益:33億円(同52億円)
・最終利益:41億円(同33億円)
・EPS:223.02円(同171.94円)
従来予想からの修正率は、売上高12.8%減、営業利益13.7%減、経常利益36.5%減、最終利益24.2%増となっている。
・売上高:12.8%減
・営業利益:13.7%減
・経常利益:36.5%減
・最終利益:24.2%増
売上高と営業利益については、アミューズメント向け事業における顧客の需要が同社独自の予測に基づく想定値を下回る見込みとなったため、と説明している。
アミューズメント向けについては具体的に言及はないが、任天堂向けと見られる。コーポレートサイトによると、ゲームソフトウェア格納用LSI(カスタムメモリー)を主に供給している、任天堂への売上高の割合が高く、2023年3月期では87.8%を占めているという。
また経常利益については、持分法適用の関連会社であるSiTime社の持分法投資損失が想定を上回ったため。最終利益は上方修正となったが、SiTime社の保有株式を一部売却し、関係会社売却益50億円を計上するため。
■第3四半期決算は減収減益
同時に発表した2024年3月期 第3四半期累計(23年4月~23年12月)の連結決算は、売上高476億0100万円(前年同期比15.1%減)、営業利益44億5700万円(同19.6%減)、経常利益31億0900万円(同55.6%減)、最終利益20億8700万円(同55.4%減)と減収減益だった。
・売上高:476億0100万円(同15.1%減)
・営業利益:44億5700万円(同19.6%減)
・経常利益:31億0900万円(同55.6%減)
・最終利益:20億8700万円(同55.4%減)
会社情報
- 会社名
- 株式会社メガチップス
- 設立
- 1990年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 肥川 哲士
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高752億5600万円、営業利益70億3000万円、経常利益78億5700万円、最終利益275億4400万円(2022年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6875