【ゲーム株概況(2/9)】ハピネットに朝方から買いが殺到…S高比例配分に 1Q好決算発表のファルコムが後場急騰 前期大幅減収、赤字幅拡大のKLabは大幅反落
2月9日の東京株式市場では、日経平均は小幅ながら続伸し、前日比34.14円高の3万6897.42円で取引を終えた。指数寄与度の大きいソフトバンクグループ<9984>が前日の決算を受けて急騰したこともあり、日経平均は一時3万7000円台に乗せる場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、ハピネット<7552>に朝方から買いが殺到し、ストップ高比例配分となった。ハピネットは、「一番くじ」や「ポケモンカードゲーム」や「ONE PIECE カードゲーム」などの好調な推移を受けて、前日2月8日に2024年3月期通期の連結業績予想の大幅な上方修正を発表したことが、市場からポジティブサプライズとして受け止められたようだ。
また、日本ファルコム<3723>が後場に入って急騰した。ファルコムは、後場場中に発表した第1四半期決算が収益性の高いライセンス部門の売上倍増で大幅な増益での着地となったことが株価の刺激材料となったもよう。
ほか、モブキャストHD<3664>やケイブ<3760>、ワンダープラネット<4199>、サイバーステップ<3810>などが買われた。
半面、2024年12月期の第1四半期の業績予想を2ケタ超の減収減益という弱気な見通しで開示したネクソン<3659>が変わらずを挟んで大幅続落した。
決算関連では、前日2月8日に発表した2023年12月期決算が大幅な減収、赤字幅拡大となったKLab<3656>も大幅反落となった。
この日の前場引け後に第3四半期決算とともに通期の連結業績予想の下方修正を発表したセガサミーHD<6460>は後場に入って急落した。
ほか、KADOKAWA<9468>やカバー<5253>の下げもきつい。
会社情報
- 会社名
- KLab株式会社
- 設立
- 2000年8月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 森田 英克/代表取締役副会長 五十嵐 洋介
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高107億1700万円、営業損益11億2700万円の赤字、経常損益7億6100万円の赤字、最終損益17億2800万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3656
会社情報
- 会社名
- 日本ファルコム株式会社
- 設立
- 1981年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 近藤 季洋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高25億3300万円、営業利益14億6000万円、経常利益15億7300万円、最終利益10億2700万円(2022年9月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3723
会社情報
- 会社名
- 株式会社ネクソン
- 設立
- 2002年12月
- 代表者
- 代表取締役社長 イ・ジョンホン(李 政憲)/代表取締役CFO 植村 士朗
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上収益4233億5600万円、営業利益1347億4500万円、最終利益706億0900万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3659
会社情報
- 会社名
- 株式会社ハピネット
- 設立
- 1969年6月
- 代表者
- 代表取締役会長兼最高経営責任者 苗手 一彦/代表取締役社長兼最高執行責任者 榎本 誠一
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3504億6100万円、営業利益86億7900万円、経常利益89億7400万円、最終利益65億8100万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7552
会社情報
- 会社名
- セガサミーホールディングス株式会社
- 設立
- 2004年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 里見 治/代表取締役社長 グループCEO 里見 治紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高4678億9600万円、営業利益568億3600万円、経常利益597億7800万円、最終利益330億5500万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 6460