ソニーグループ、24年3月通期の営業利益を100億円上方修正し1兆1800億円に　ゲーム事業はハード販売苦戦、販売台数減少

ソニーグループ<6758>は、2月14日、2024年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高及び金融ビジネス収入12兆3000億円(前回予想12兆4000億円)、営業利益1兆1800億円(同1兆1700億円)、税引前利益1兆1900億円(同1兆1600億円)、最終利益9200億円(同8800億円)とした。

・売上高及び金融ビジネス収入:12兆3000億円(前回予想12兆4000億円)
・営業利益:1兆1800億円(同1兆1700億円)
・税引前利益:1兆1900億円(同1兆1600億円)
・最終利益:9200億円(同8800億円)

従来予想からの修正率は、売上高及び金融ビジネス収入0.8%減、営業利益0.8%増、税引前利益2.5%増、最終利益4.5%増となっている。

・売上高及び金融ビジネス収入:0.8%減
・営業利益:0.8%増
・税引前利益:2.5%増
・最終利益:4.5%増

売上高は、主に、金融分野の売上高の見通しを上方修正したものの、ゲーム&ネットワークサービス分野の売上高の見通しを下方修正したことから、11月時点の見通しを下回る見込み。

ゲームについては、為替の影響及びアドオンコンテンツを含む自社制作以外のゲームソフトウェア販売増加を見込むものの、主に販売台数減少によるハードウェアの減収が見込まれるため、としている。

営業利益は、その他/全社(共通)及びセグメント間取引消去の損失の拡大を見込むものの、金融分野で増益を見込むことから、11月時点の見通しを上回る見込み。

税引前利益及び株主に帰属する最終利益はともに、主に営業利益の見通しを上方修正したこと、及び株式評価益の計上などによる金融収益(純額)の増加により、11月時点の見通しを上回る見込み。