アエリア、23年12月期決算は売上高10%増、営業益43%減に 新規コンテンツの開発費が増加 アセットマネージメント事業の投資用不動産売上が伸長

  • アエリア<3758>は、2月14日、2023年12月期の連結決算を発表、コンテンツ事業の受託開発売上と、アセットマネージメント事業の投資用不動産売上が増加したことにより、前回予想を上回っての着地となった。

    なお、最終利益は、暗号資産評価損6600万円を特別損失として計上したことも織り込んでの大幅な増益となっている。

    売上高226億7100万円(前々期比10.1%増)
    営業利益4億7300万円(同43.0%減)
    経常利益7億5200万円(同4.5%増)
    最終利益4億8000万円(同178.0%増)

    セグメント別の状況は以下のとおり。

    ①ITサービス事業 売上高21億200万円(前々期比18.1%減)、営業損益4400万円の赤字(前々期2億3200万円の黒字)
    データサービス事業を行うエアネットが安定した収益を獲得しているが、オンライン電子出版に特化したアフィリエイトプラットフォーム事業を行うファーストペンギンの決済代行収益並びにアフィリエイト広告収益の減少に伴い売上高、営業利益ともに減少した。

    ②コンテンツ事業 売上高106億900万円(同3.1%減)、営業利益4900万円(同87.5%減)
    スマートフォン・タブレット向けゲームの開発、配信および運営並びにキャラクターグッズの販売などを行っており、既存コンテンツの売上の減少並びに新規コンテンツに係る開発費の増加に伴い売上高、営業利益ともに減少した。

    ③アセットマネージメント事業 売上高100億2000万円(同40.7%増)、営業利益4億6800万円(同134.2%増)
    不動産の賃貸および売買並びに国内外の企業などへの投資などを行っており、グループ内シナジーにより売上高および営業利益が増加した。

  • ■2024年12月期は増収・営業増益を見込む

  • 2023年12月期通期の連結業績予想については、以下のとおり。

    売上高230億円(前期比1.4%増)
    営業利益8億円(同67.9%増)
    経常利益7億円(同7.0%減)
    最終利益5億円(同4.1%増)

株式会社アエリア
http://www.aeria.jp/

会社情報

会社名
株式会社アエリア
設立
2002年10月
代表者
代表取締役会長 長嶋 貴之/代表取締役社長 小林 祐介
決算期
12月
直近業績
売上高226億7100万円、営業利益4億7300万円、経常利益7億5200万円、最終利益4億8000万円(2023年12月期)
上場区分
東証スタンダード
証券コード
3758
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