オルトプラス<3672>は、5月9日、2024年9月期 第2四半期累計(23年10月~24年3月)の連結決算を発表し、売上高19億4100万円(前年同期比9.3%減)、営業損失2億3000万円(前年同期は3億8100万円の損失計上)、経常損失2億0100万円(同3億6700万円の損失計上)、最終損失2億0100万円(同2億5700万円の損失計上)だった。
・売上高:19億4100万円(同9.3%減)
・営業損失:2億3000万円(同3億8100万円の損失計上)
・経常損失:2億0100万円(同3億6700万円の損失計上)
・最終損失:2億0100万円(同2億5700万円の損失計上)
同社では、ゲーム事業の他社タイトル等の開発受託や運営受託での安定的な収益確保をすすめたものの、前期に一斉に整理を進めた運営タイトルの売上の減少分を補うには至らなかった、としている。ただ、売上原価や管理系費用など販管費の圧縮に努めた結果、赤字幅は大きく減った。
■ゲーム事業
収益体質への転換を目指して事業構造の改善を図っており、安定的に収益が確保できる他社タイトル等の開発受託や運営受託の拡大を進めている。
第2四半期においては、1件の運営受託と2件の開発案件が終了したが、プラットフォーム事業者からの支援を受けたオリジナルタイトルの開発に着手、及び『ヒプノシスマイク -Alternative Rap Battle-』の家庭用ゲーム機への移植開発を受託したことから、第2四半期末時点において、2タイトル(自社パブリッシング1、運営受託1)の運営と4件の開発案件が進行している。
また、ジーエフホールディングスとの資本業務提携に伴い、同社の知見やノウハウが活かせるゲーム周辺領域での新たな事業・サービスの展開の企画検討を開始し、事業化に向けて準備を進めている。
ただ、前の期に一斉に整理を進めた運営タイトルの売上の減少分を補うには至らず、前年同期間と比較して減収となった。
■ゲーム支援事業
人材稼働数は前年同期間と比較して減少した。加えて、事業運営体制の見直しによる新卒・中途紹介業務の休止、事業主体である子会社の消費税の事業者区分の変更の影響があり、前年同期間と比較して減収となった。
今後、開発・運営人材の流動化が進み、競争の激化が見込まれることから、営業体制の見直しにより営業活動を強化し、新規クライアントの獲得と既存クライアントからの需要の掘り起しを進めている。
■コスト面
事業構造の改善を推し進めたことから、売上原価において、移管・サービス終了による運営タイトル数の減少によりプラットフォーム手数料やサーバー費、業務委託費が大きく減少した。また、人員構成の見直しによる人件費削減を始めとして、支払手数料及び支払報酬等の管理系費用の圧縮に努めた結果、販売費及び一般管理費も大きく減少した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社オルトプラス
- 設立
- 2010年5月
- 代表者
- 代表取締役CEO 石井 武
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高35億1600万円、営業損益4億5200万円の赤字、経常損益4億1600万円の赤字、最終損益4億5200万円の赤字(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3672