スクエニ、2024年3月期決算は営業益43%減の157億円と大幅減益…出版とライツ好調も主力のゲーム事業が苦戦
スクウェア・エニックスの2024年3月期(第16期)の決算は、売上高2453億5700万円(前の期比1.0%増)、営業利益157億6200万円(同42.8%減)、経常利益237億9000万円(同39.0%減)、最終利益96億円(同65.9%減)だった。
・売上高:2453億5700万円(同1.0%増)
・営業利益:157億6200万円(同42.8%減)
・経常利益:237億9000万円(同39.0%減)
・最終利益:96億円(同65.9%減)
親会社のスクウェア・エニックス・ホールディングス<9684>の決算報告を再編集して掲載しておく。
HDゲームについては、『FINAL FANTASY XVI』『ファイナルファンタジー ピクセルリマスター』『ドラゴンクエストモンスターズ3 魔族の王子とエルフの旅』『FINAL FANTASY VII REBIRTH』を発売したことにより増収となったものの、開発費の償却負担や広告宣伝費の増加に加えて、コンテンツ評価損が前年比で増加したこと等により営業損失が拡大した。
MMO(多人数参加型オンラインロールプレイングゲーム)においては、前期比で減収減益となった。スマートデバイス・PCブラウザゲームは、2023年6月に『ドラゴンクエスト チャンピオンズ』、同年9月に『FINAL FANTASY VII EVER CRISIS』のサービスを開始したものの、既存タイトルの弱含みを補えずに減収減益となった。
その一方、出版事業は、2023年10月よりTVアニメ放送を開始した『薬屋のひとりごと』の大ヒットにより、紙媒体及びデジタル販売が前年を上回って増収増益、そしてライツ・プロパティ等事業も有力IPの新規キャラクターグッズの販売が好調で増収増益だったという。
業績推移は以下の通り。
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス
- 設立
- 2008年10月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2428億2400万円、営業利益275億4800万円、経常利益389億4300万円、最終利益280億9600万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社スクウェア・エニックス・ホールディングス
- 設立
- 1975年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 桐生 隆司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高3563億4400万円、営業利益325億5800万円、経常利益415億4100万円、最終利益149億1200万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9684