ポールHD、第1四半期(2～4月)決算は売上高9％増　事業整理費用やゲーム共同開発追加負担費用の計上で1億2300万円の営業赤字を計上

ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、6月7日、2025年1月期の第1四半期（2～4月）の連結決算を発表、海外ソリューションが売上をけん引して増収となったものの、海外ソリューションにおける事業整理費用やメディア・コンテンツにおけるゲーム共同開発追加負担費用が発生し、赤字計上となった。

売上高119億6300万円（前年同期比9.5％増）
営業損益1億2300万円の赤字（前年同期2億9800万円の黒字）
経常損益9100万円の赤字（同3億3100万円の黒字）
最終損益4億400万円の赤字（前年同期9700万円の黒字）

業務の種類ごとの状況は以下のとおり。

①国内ソリューション　売上高61億8900万円（前年同期比9.3％増）
Tech市場向けの第三者検証やシステム開発は案件の大型化が進み、売上高成長をけん引した。

②海外ソリューション　売上高43億600万円（同17.2％増）
ゲーム業界の環境が持ち直し、音声収録やカスタマーサポートが増加するとともに円安効果があり売上高が増加した。

③メディア・コンテンツ　売上高14億67000万円（同7.5％減）
アニメ制作では制作単価向上もあり売上高が増加しましたが、事業の選択と集中によりマーチャンダイジング事業の売上高が減少した。

■通期業績予想は変更なし

2025年1月期の連結業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

売上高520億2800万円（前期比11.4％増）
営業利益22億1200万円（同396.2％増）
経常利益22億100万円（同318.9％増）
最終利益2億4600万円（前期19億6700万円の赤字）