AIを活用してIPキャラの可能性を最大化するLivetoon、シードラウンドでANOBAKAなどから3000万円を調達

Livetoonは、IPキャラクターによる販促事業の推進を加速するため、ベンチャーキャピタルファンドを運営するANOBAKA等を引受先とする第三者割当増資を行い、3000万円を調達したことを明らかにした。

Livetoonは、「新しい形のエンターテイメント」と「購買体験」を世界中のファンに提供し、楽しんでもらうことを目指している。

<サービス内容>
1. AI技術を活用したIPキャラクターのコンテンツ制作
2. ライブコマースチャネルサービスの運営およびそのプラットフォームの開発

同社のサービスにより、IP保有企業の抱える課題である1.多様化するショート動画などのプラットフォームへの対応、2.コンテンツ制作や新規ファン獲得のプロモーションコスト、3.多言語展開の障壁 を解決し、より多くのファンにより多くのエンターテイメントと「購買体験」を提供することができる。

 

■事業拡大に向けた具体的な取り組み

Livetoonは、今回の出資を活用し、以下の事業拡大に取り組んでいく。

1. AIを用いたIPキャラクターのコンテンツ制作
AI技術を活用し、動画、アニメ、配信などのコンテンツを制作する。

2. AIモデルによるライブコマース
AIメタヒューマン技術を活用して、IPキャラクターからの直接的な「購買体験」をファンに提供する。

3. 自社AIキャラクターコンテンツの制作
自社のAIキャラクターを開発し、そのコンテンツを制作する。

4. AIキャラクターコマースプラットフォームの制作
IPキャラクターが共通で使用できるライブコマースプラットフォームを開発し、提供する。

5. 海外展開
多言語対応のコンテンツ制作を行い、国内外のIPキャラクターを通じての市場拡大を図る。

 

■関係者コメント

株式会社ANOBAKA アソシエイト 小林晃氏
供給サイドがネックで成り立たなかったビジネスが、生成AIによる限界費用の低減によってビジネスとして成立するようになる。これが生成AIの勝ち筋の一つで、LivetoonがIP×コマースの文脈で実現します。 と、小難しいことを書きましたが、木下さん率いるチームなら細かいこと気にせずデカい事業を作れると思って投資させていただいております!目指せ生成AIネイティブスタートアップの日本発(初)ユニコーン!

株式会社Livetoon 代表取締役 木下恭佑氏
AIとIPの融合により、ファン一人ひとりがキャラクターと深い関係を築きながら、新しい購買体験を享受できるプラットフォームを創造することを目指しています。IPホルダー様が育てたキャラクターの持つ世界観を表現する上で、我々が持つ生成AI技術の発展は必須です。このたびの資金調達により、AI特化ファンドを組成されているANOBAKA様と組めたことは大きな前進であると考えています。

株式会社Livetoon CMO 吉本直生氏
日本の素晴らしいコンテンツを世界中のより多くの人に楽しんでいただけるよう、AI技術を通して貢献したいと考えます。この度の資金調達により、IPキャラクター・VTuberにおける生成AI技術を、世界で最も高いレベルに進化させて参ります。