THINKR、増資を前提として資本金と準備金を14億円ずつ減らす減資 エイベックスGから離脱、阪急阪神やジャフコが増資引受へ

THINKRが減資を行うことがわかった。本日6月24日付の「官報」に掲載された「資本金及び資本準備金の額の減少公告」によると、増資を行うことによって資本金と資本準備金が増えることを前提として、資本金と資本準備金をそれぞれ14億円ずつ減らすとのこと。

先にエイベックス<7860>がTHINKR株式を売却し連結から除外することになったと開示していたが、THINKRは、阪急阪神ホールディングスとそのファンド、ジャフコなどを引き受け先として、第三者割当増資を行い、11万55559株を28億9900万円で発行する予定。

【引受先と引受株数】
・阪急阪神ホールディングス: 4万7818株
・阪急阪神イノベーションパートナーズ投資事業有限責任組合: 1万1954株
・ジャフコV7投資事業有限責任組合: 2万7096株
・ジャフコSV7-S投資事業有限責任組合: 4782株
・HIRAC FUND2号投資事業有限責任組合: 2万3909株

 

THINKRは、2007年に設立され、グラフィックデザインやウェブデザイン、映像制作、イベントプロデュース等の総合的なクリエイティブプロダクションとして事業を行ってきたほか、近年においてはクリエイターのマネジメントやバーチャルシンガーのプロデュース、メタバース空間におけるXRライブ制作などの事業にも取り組んでいる。

一方で、THINKRは今後の事業展開に向けてさらなる新規事業の開始や設備投資を見込んでおり、同社グループにおいては継続的に事業ポートフォリオを見直しているなかで、様々な選択肢を議論し、新たな投資家候補を検討した結果、エイベックスの連結子会社から外れることになった。

なお、THINKRの業績推移は以下の通り。

 

KAMITSUBAKI STUDIO(株式会社THINKR)

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