【ゲーム株概況(7/29)】モバイルファクトリーが商いを伴って大幅続伸 『ラスメモ』プレセール第4弾を開始のenishが急騰 タカラトミーは高値更新
7月29日の東京株式市場では、日経平均は9日ぶりに大幅反発し、前日比801.22円高の3万8468.63円で取引を終えた。米FRB(連邦準備理事会)の早期利下げ観測による前週末の米国市場高を受けて、国内市場も先物主導の買いが朝方から先行し、一時上げ幅1000円超に達する場面もあった。
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業92銘柄のうち、上昇は79銘柄(86%)、下落は9銘柄(10%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄が多数を占めた。
中で、モバイルファクトリー<3912>が商いを伴って大幅続伸した。モバイルファクトリーは、株主還元方針の変更により、2024年12月期の期末配当予想を前期実績の1株当たり8円の4.6倍に当たる1株当たり37円にとすることを発表したことが引き続き市場の評価材料となったようだ。
また、『ディライズ ラストメモリーズ』のプレセール第4弾を本日より開始したenish<3667>が急騰して一気に300円台に乗せたほか、カプコン<9697>やサンリオ<8136>、ケイブ<3760>などの上昇が目立った。
タカラトミー<7867>は続伸し、年初来高値を更新した。タカラトミーは、女性VTuberグループ「ホロライブ」の人気タレント4名とコラボンしたくじ形式のトミカ「ドリームトミカ hololive コレクション」を9月下旬から発売すると発表したことも市場の関心を集めたもよう。
半面、コムシード<3739>が年初来安値を更新したほか、壽屋(コトブキヤ)<7809>やエクストリーム<6033>、テンダ<4198>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高35億800万円、営業損益12億600万円の赤字、経常損益12億6500万円の赤字、最終損益13億7400万円の赤字(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- 株式会社タカラトミー
- 設立
- 1953年1月
- 代表者
- 代表取締役会長CEO 富山 幹太郎/代表取締役社長COO 小島 一洋
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高2083億2600万円、営業利益188億1800万円、経常利益178億700万円、最終利益98億800万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7867
会社情報
- 会社名
- 株式会社モバイルファクトリー
- 設立
- 2001年10月
- 代表者
- 代表取締役 宮嶌 裕二
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億7000万円、営業利益9億4500万円、経常利益9億4000万円、最終利益ゼロ(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3912