サイバーエージェント、第3四半期決算は営業益90%増の359億円と大幅増益…先行投資していたABEMAの赤字が急減、ゲームとネット広告好調

サイバーエージェント<4751>は、7月31日、2024年9月期 第3四半期の連結決算を発表し、売上高5985億8400万円(前年同期比11.9%増)、営業利益359億3200万円(同89.5%増)、経常利益369億5700万円(同89.9%増)、最終利益158億2500万円(同339.3%増)だった。

・売上高:5985億8400万円(同11.9%増)
・営業利益:359億3200万円(同89.5%増)
・経常利益:369億5700万円(同89.9%増)
・最終利益:158億2500万円(同339.3%増)

 

先行投資してきた「ABEMA」の赤字が前年同期114億円から5億円弱と大幅に減ったことに加え、ネット広告とゲームも好調に推移し、収益を押し上げた。

セグメント別の概況は以下のとおり。

①メディア事業
新しい未来のテレビ「ABEMA」関連事業が好調に推移し、売上高は1258億8500万円(前年同期比25.5%増)、営業損失は4億8900万円(前年同期間114億6100万円の損失計上)となった。

②インターネット広告事業
売上高が過去最高を更新し、売上高は3248億3900万円(前年同期比7.8%増)、営業利益は175億5300万円(前年同期比27.1%増)となった。

③ゲーム事業
『学園アイドルマスター』と『GRANBLUE FANTASY: Relink』など新規タイトルが貢献し、売上高は1510億7000万円(前年同期比10.4%増)、営業利益は268億4400万円(前年同期比32.5%増)となった。

④投資育成事業
投資育成事業にはコーポレートベンチャーキャピタル、サイバーエージェント・キャピタルにおけるファンド運営等が属しており、売上高は10億9500万円(前年同期比57.6%減)、営業利益は13億2600万円の損失計上(前年同期間14億4600万円)となった。

⑤その他事業
その他事業には、マクアケ、リアルゲイト等が属しており、売上高は233億0700万円(前年同期比8.4%増)、営業利益は4億9800万円(前年同期比34.8%増)となった。

 

■2024年9月期の業績見通し

2024年9月期の業績は、売上高7900億円(前期比9.7%増)、営業利益410億円(同67.0%増)、経常利益410億円(同64.6%増)、最終利益165億円(同209.4%増)、EPS32.59円を見込む。

・売上高:7900億円(同9.7%増)
・営業利益:410億円(同67.0%増)
・経常利益:410億円(同64.6%増)
・最終利益:165億円(同209.4%増)
・EPS:32.59円

計画に対する進捗率は、売上高75.8%、営業利益87.6%、経常利益90.1%、最終利益95.9%となっている。

・売上高:75.8%
・営業利益:87.6%
・経常利益:90.1%
・最終利益:95.9%

株式会社サイバーエージェント
http://www.cyberagent.co.jp/

会社情報

会社名
株式会社サイバーエージェント
設立
1998年3月
代表者
代表取締役 藤田 晋
決算期
9月
直近業績
売上高7202億0700万円、営業利益245億5700万円、経常利益249億1500万円、最終利益53億3200万円(2023年9月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
4751
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