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グリー<3632>は、8月1日、2024年6月期の連結決算を発表、ゲーム・アニメ事業において既存スマートフォンゲームの経年減衰などにより売上高が減少した。
また、減収の影響に加え、投資事業において同社出資ファンドにおける保有株式の売却による収益が減少したことなどにより営業利益が減少した。
売上高613億900万円(前々期比18.7%減)
営業利益59億8100万円(同52.1%減)
経常利益71億2300万円(同45.6%減)
最終利益46億3000万円(同50.1%減)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①ゲーム・アニメ事業 売上高448億3700万円(前々期比16.4%減)、営業利益69億2500万円(同9.4%減)
既存スマートフォンゲームの長期運営体制による収益安定化および海外展開による収益力向上に取り組むとともに、新規タイトルの開発を進めたが、期中に新規タイトルのリリースがなく軟調に推移した。②メタバース事業 売上高72億4500万円(同8.7%増)、営業利益2億600万円(前々期3億3700万円の赤字)
プラットフォーム事業において、スマートフォン向けメタバース「REALITY」のコンテンツ拡充および機能拡充を進めるとともに、グローバル展開を進めた。また、費用効率化による収益構造の改善にも取り組んだ結果、プラットフォーム事業は通期黒字化を達成した。VTuber事業における積極的な投資を継続しながらも、メタバース事業全体で堅調に推移した。③DX事業 売上高56億6400万円(同4.0%増)、営業利益9億3800万円(同9.0%減)
前連結会計年度に終了した大型案件の影響を受けつつも、マーケティングDX事業を中心にDX支援案件数を着実に積み上げ、堅調に推移した。④コマース事業 売上高12億4500万円(同2.0%減)、営業利益100万円(前々期500万円の赤字)
コマース事業全体で「メディア×SaaS」戦略を推進、メディア事業で培ってきたメディア力を活かし、安定収益基盤であるSaaS事業の強化を進めたが、期中はメディア事業が軟調に推移した。また、新たに開始したHR事業への積極的な投資も継続した。⑤投資事業 売上高26億3800万円(同69.7%減)、営業損益8800万円の赤字(前々期58億7500万円の黒字)
インターネット・IT領域を中心に投資するベンチャーキャピタルやスタートアップへの投資に取り組んだが、グループ出資ファンドにおける保有株式の売却による収益が減少したことなどにより軟調に推移した。 -
■2025年6月通期の見通しは非開示
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2025年6月期通期の連結業績予想は非開示。同社グループを取り巻く事業環境は短期的な変化が激しく、市況の影響を受ける投資事業の連結業績への影響も一定あることから、連結の業績見通しについて適正かつ合理的な数値の算出が困難であると判断したため、としている。
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※過去12四半期分の四半期業績推移のグラフを追加しました。
会社情報
- 会社名
- グリー株式会社
- 設立
- 2004年12月
- 代表者
- 代表取締役会長兼社長 田中 良和
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高613億900万円、営業利益59億8100万円、経常利益71億2300万円、最終利益46億3000万円(2024年6月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3632