バンダイナムコHD、第1四半期決算は大幅増収増益で過去最高業績…ガンプラやTCG、ガシャポン、一番くじなどトイホビーが力強くけん引

バンダイナムコホールディングス<7832>は、8月6日、2027年3月期 第1四半期(26年4~6月)の連結決算を発表し、売上高3284億9400万円(前年同期比9.3%増)、営業利益692億0400万円(同33.3%増)、経常利益744億9300万円(同36.3%増)、最終利益511億3500万円(同33.4%増)と大幅増益を達成した。第1四半期としては過去最高業績だったとのこと。
・売上高:3284億9400万円(同9.3%増)
・営業利益:692億0400万円(同33.3%増)
・経常利益:744億9300万円(同36.3%増)
・最終利益:511億3500万円(同33.4%増)


業績を牽引したのはトイホビー事業だ。ガンプラやトレーディングカードゲーム、ガシャポン、一番くじなど幅広いカテゴリーが国内外で好調に推移し、「ガンダム」「DRAGON BALL」「ONE PIECE」「たまごっち」といった定番IPが収益を押し上げた。一方、デジタル事業は前年の大型家庭用ゲームタイトルの反動減、映像音楽事業は『機動戦士Gundam GQuuuuuuX』特需の反動が響き減益となったものの、トイホビーの伸びがグループ全体を力強く牽引した。
同社が掲げる「IP軸戦略」の成果が数字として表れた四半期となった。
同社は、IPの世界観や特性を活かし、「最適なタイミング」「最適な商品・サービス」「最適な地域」で展開することでIP価値の最大化を図る戦略を推進している。各事業が連携してIPを横断展開した結果、ガンダムシリーズを中心とした定番IPが商品・サービス全般で高い存在感を発揮。多彩なIPと事業ポートフォリオがグループ全体の業績を押し上げた。
セグメントごとの状況は以下のとおり。
【トイホビー事業】
売上高は1927億6000万円(同31.2%増)、セグメント利益は539億4400万円(同88.8%増)となった。国内外における展開カテゴリーや商品ラインナップ、ターゲット層の拡大、リアルイベントや店舗によるタッチポイントの拡大、生産体制や流通の強化等をはかったことにより、ガンプラ(ガンダムシリーズのプラモデル)や一番くじ(キャラクターくじ)等のハイターゲット(大人)層向けの商品、トレーディングカードゲーム等のカード商材、ガシャポン(カプセルトイ)、菓子・食品、ステイショナリー等の各カテゴリーが国内外で好調に推移した。
IP展開においては、ガンダムシリーズや「DRAGON BALL」シリーズ、「ONEPIECE」、「たまごっち」等の定番IPの商品・サービスが力強い存在感を発揮した。また、北米の子会社において米国追加関税に係る還付金を計上した。
【デジタル事業】
売上高は909億0100万円(同15.7%減)、セグメント利益は150億1100万円(同30.8%減)となった。ネットワークコンテンツにおいては、「DRAGON BALL」シリーズや「ONE PIECE」、「アイドルマスター」シリーズ、ガンダムシリーズ等の主力アプリタイトルがユーザーに向けた継続的な施策により好調に推移した。家庭用ゲームでは、ワールドワイド向けの大型新作タイトルの発売があった前年同期とのタイトル編成の違いが業績に影響した。デジタル事業では引き続きクオリティを重視したファンの期待に応えるタイトル開発を目指し、バランスの取れた最適なタイトルポートフォリオの構築に取り組む。
【映像音楽事業】
売上高は192億7900万円(同9.3%減)、セグメント利益は13億2000万円(同68.8%減)となった。ガンダムシリーズやラブライブ!シリーズの商品・サービス等のライセンス展開や「ワンパンマン」等のグローバル展開及び映像配信等が安定的に推移した。しかしながら、事業全体では、「機動戦士Gundam GQuuuuuuX」の劇場興行収入や映像配信が大きく貢献した前年同期には及ばなかった。映像音楽事業においては組織再編による新体制のもと、IP軸戦略の核となるIPの創出、バンダイナムコらしい音楽事業の展開に向けた取組みを行っていく。
【アミューズメント事業】
売上高は380億9200万円(同12.6%増)、セグメント利益は19億9100万円(同4.0%減)となった。アミューズメント事業では、「バンダイナムコ Cross Store」や「ガシャポンのデパート」、IPの体験型公式ショップのようなグループの商品・サービスと連携したバンダイナムコならではの施設等が人気となり、国内アミューズメント施設の既存店売上高が107.6%となり好調に推移した。IP軸戦略のもと独自の強みを活用した施設展開に加え、グループの商品・サービスの認知を拡大するためのファンとのタッチポイントの役割をさらに強化していく。
【その他事業】
売上高は103億6600万円(同14.4%増)、セグメント利益は6億6200万円(同34.5%増)となった。グループ各社へ向けた物流事業やグループの管理業務を行っている会社等から構成されており、これらのグループサポート関連業務における効率的な運営に取り組んでいる。
■2027年3月期の見通し
2027年3月期の業績は、売上高1兆3500億円(前期比0.1%増)、営業利益1850億円(同2.4%減)、経常利益1900億円(同5.9%減)、最終利益1300億円(同7.6%減)、EPS202.69円を見込む。株価収益率は21.9倍となる。
・売上高:1兆3500億円(同0.1%増)
・営業利益:1850億円(同2.4%減)
・経常利益:1900億円(同5.9%減)
・最終利益:1300億円(同7.6%減)
・EPS:202.69円
【通期計画に対する進捗率】
・売上高:24.3%
・営業利益:37.4%
・経常利益:39.2%
・最終利益:39.3%


9月中間期の業績予想を上方修正したものの、2027年3月期通期の連結業績予想数値については見直しを行っていない。国内外における市場環境やファンの嗜好の変化、競争環境の激化等の外部環境の状況、さらには第3四半期以降に予定している大型の家庭用ゲームタイトルの販売動向や、年末年始の大型商戦の動向等を踏まえた上で、通期連結業績予想数値を精査したい、としている。
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会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆3482億4600万円、営業利益1895億1700万円、経常利益2019億2300万円、最終利益1406億5100万円(2026年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832
