マクアケ<4479>は、7月30日、2024年9月期 第3四半期累計の決算を発表し、売上高27億3100万円(前年同期比1.7%減)、営業損失1億1400万円(前年同期は4億5900万円の損失計上)、経常損失1億1000万円(同4億5400万円の損失計上)、最終損失1億6200万円(同4億6200万円の損失計上)だった。
・売上高:27億3100万円(同1.7%減)
・営業損失:1億1400万円(同4億5900万円の損失計上)
・経常損失:1億1000万円(同4億5400万円の損失計上)
・最終損失:1億6200万円(同4億6200万円の損失計上)
同社では、有料の新規プロジェクトなどの期ズレの影響などで減収となったものの、第2四半期以降に実施した販管費マネジメントを継続したことが奏功し、赤字幅が縮小した、としている。
第3四半期累計のうち、第2四半期累計まではリピート実行者及びリピートサポーター向けの各種施策を、第3四半期からは優良な新規及びリピート実行者の獲得を中心とした各施策を展開し、プロジェクト掲載開始数の拡大よりも1プロジェクト当たりの単価の向上に注力してきた。
実行者向けには、良質なプロジェクトの創出を促すため、継続的な接点づくりを進めるとともに、目標の応援購入金額が大きいプロジェクトを中心に各種付随サービスを活用した単価向上のサポートを強化した。また、全てのプロジェクトにおいて応援購入金額を伸ばしていく上で大きな影響を与える初日の応援購入金額の最大化に注力した。
他方、サポーター向けには、同社が定める基準に基づき認定した推奨実行者に付与する独自のマークやサポーターによる実行者評価をプロジェクトページに表示することでサポーターがより安心して応援購入を楽しめる環境を強化したことに加え、いち早く応援購入したいプロジェクトの開始通知を受け取れる機能を始め、Makuakeサイトのトップページのリニューアルやランキング専用ページの作成等、応援購入体験をより豊かにする新規機能を継続してリリースしている。さらに、サポーターのニーズに合わせたクーポンの配布やメルマガの配信等各種CRM施策を進めることでリピート応援購入を促した。
しかし、第3四半期から獲得を開始した優良な新規及びリピート実行者によるプロジェクトのうち開始時期が想定より遅れることになった案件が多数発生したことや地方及び海外実行者における動きが前年同期に比べ緩やかだったことが影響し、応援購入総額は前年同期比2.2%減少の126億4400万円となったという。
販管費については、広告宣伝費を中心に社内ROI基準に基づくコントロールを徹底し、不要なコストを積極的に精査すると同時に、費用対効果の向上を図ったとのこと。