
ブシロード<7803>は、8月13日、2024年6月期の連結決算を発表した。今回はその決算説明資料から今期より名称をデジタルコンテンツユニットから変更するコンテンツユニットの2025年6月期の展望を取り上げたい。
同社は、市況の影響を受けて赤字となっていたデジタルコンテンツユニットの赤字縮小のために2024年6月期はその体制変更に注力した。今期のコンテンツユニットも引き続き赤字幅の縮小に取り組む方針だ。
具体的には、コンソールゲームで四半期に平均して2~3本程度の新規タイトルをリリースし、その新作の売上とリリース済みタイトルの売上の積み上げで赤字幅を縮小していくほか、前期に実施したモバイルゲームの運営のコンパクト化により赤字幅の縮小を見込んでいる。
なお、コンソールゲームでは8月8日に『少女☆歌劇 レヴュースタァライト 舞台奏像劇 遙かなるエルドラド』を発売したほか、『ラブライブ!虹ヶ咲学園スクール アイドル同好会 トキメキの未来地図』の発売を予定するなど、モバイルゲームでも育成してきたIPのタイトルも展開する予定だ。
一方、運営のコンパクト化を進めてきたモバイルゲームについても『バンドリ!ガールズバンドパーティ!』など現在運用中の3タイトルに加え、2タイトルを開発中としている。

会社情報
- 会社名
- 株式会社ブシロード
- 設立
- 2007年5月
- 代表者
- 代表取締役社長 木谷 高明
- 決算期
- 6月
- 直近業績
- 売上高561億7500万円、営業利益48億6800万円、経常利益48億4400万円、最終利益34億1800万円(2025年6月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 7803