【ゲーム株概況(8/16)】colyが4日続伸 『Wizardry Variants Daphne』の事前登録開始のドリコムも買われる enishはS安…『ラスメモ』リリースも目先材料出尽くしに
8月16日の東京株式市場では、日経平均は上げ幅を拡大して5日続伸し、前日比1336.03円高の3万8062.67円で取引を終えた。7月の米小売売上高が市場予想を上回ったことで前日の米国市場が大きく買われた流れを受けて、国内市場も朝方から買いが先行した。なお、上げ幅は8月6日の3217円に次ぐ今年2番目の大きさとなる
そうした中でゲーム関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業92銘柄のうち、上昇は67銘柄(73%)、下落は21銘柄(23%)、変わらずは4銘柄(4%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、coly<4175>が上げ幅を拡大して4日続伸した。colyは、モバイルゲームのアイテムをお得に購入できるWebサービス「coly ID」の展開などが市場の関心を集めているようだ。
また、DeNA<2432>が年初来高値を更新し、前日8月15日に「Wizardry」シリーズ最新作のスマホ向け3DダンジョンRPG『Wizardry Variants Daphne』の事前登録を開始したドリコム<3793>も買われた。
SMBC日興証券が目標株価を3200円から3300円に引き上げた東映アニメ<4816>も高く、前日8月15日に発行済株式総数の6.02%に当たる60万株、7億円を上限とした自社株買いを発表したパピレス<3641>は8日続伸した。
半面、enish<3667>が大幅反落し、ストップ安となった。前日8月15日にブロックチェーンゲーム『DeLithe Last Memories(ディライズ ラストメモリーズ)』をリリースしたものの、初動で伸び悩んでいるとの見方から目先材料出尽くしとみた売り物に押される展開となっているようだ。
ほか、まんだらけ<2652>が3日続落し、マイネット<3928>やモバイルファクトリー<3912>などがさえない。
会社情報
- 会社名
- 株式会社ドリコム
- 設立
- 2001年11月
- 代表者
- 代表取締役社長 内藤 裕紀
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高97億7900万円、営業利益9億300万円、経常利益7億9300万円、最終利益1億400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3793
会社情報
- 会社名
- 株式会社enish
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 安徳 孝平
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高33億1700万円、営業損益8億1500万円の赤字、経常損益8億6200万円の赤字、最終損益8億8200万円の赤字(2024年12月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3667
会社情報
- 会社名
- 株式会社coly(コリー)
- 設立
- 2014年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 中島 杏奈/共同創業者 代表取締役副社長 中島 瑞木
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高50億6400万円、営業損益8億1300万円の赤字、経常損益7億9400万円の赤字、最終損益8億3000万円の赤字(2023年1月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 4175