モイ、25年1月期通期の連結業績予想を上方修正 メンバーシップ売上が当初想定を上回る成長を継続 営業益は7200万円→1億6500万円に上ブレ

  • モイ<5031>は、9月11日、2025年1月期通期の連結業績予想の修正を発表、ポイント販売売上の伸長に加え、メンバーシップ売上が当初想定を上回る成長を継続したことで、売上高・利益ともに予想の上方修正を実施した。

    売上高62億5100万円→65億3600万円(増減率4.6%増)
    営業利益7200万円→1億6500万円(同129.0%増)
    経常利益8500万円→1億8700万円(同118.9%増)

    売上高は当初の想定通り、「ツイキャス」がライブ配信市場における競争環境の変化およびクリエーター活動の多様化の影響を一定程度受けてはいるが、ユーザー満足度向上を目指して開催したユーザー参加型キャンペーンなどの施策の効果により、ポイント PU、ポイント ARPPU ともに前回予想を上回り、ポイント販売売上が増加した。プレミア配信売上については、オンラインイベントのチケット販売数が軟調に推移した実績を踏まえて減少する見込みだが、メンバーシップ売上は、当初想定を上回る成長を継続しており、増加する見込み。

    営業利益は、「ツイキャス」を利用している配信者の満足度向上を優先して、配信者への報酬である売上原価を低減させない方針を推進しているため、売上原価率は前回予想を上回る見込みとなる一方、売上高が増加する見込みで売上総利益は増加する見込み。販売費および一般管理費においては、手数料費用は同社サービス利用者の決済手段の変化などの影響で売上高手数料率は低下したが、売上高の増加に連動して、サービス提供にかかるインフラ費用は平均同時視聴者数に連動した通信費の増加傾向を反映して前回予想を上回る見込み。

    一方で、マーケティング費用は各施策の実績を踏まえた効率化が進むことで減少し、体制強化費用は想定範囲内での着地となる見込み。

    経常利益は、振込手数料等の経済条件を改善したことによる手数料報酬と同社自主レーベル「Moi Records」の管理楽曲に係る収益の営業外収益計上により、前回予想を大きく上回る見込み。

    なお、最終利益については、今後の見通しを踏まえた繰延税金資産の回収可能性の検討に時間を要し、現時点で予想数値の算定が困難であることから、引き続き「未定」としている。公表可能となった時点で速やかに公表する方針だ。

モイ株式会社
https://about.moi.st/

会社情報

会社名
モイ株式会社
設立
2012年2月
代表者
代表取締役社長 赤松 洋介
決算期
1月
直近業績
売上高64億3300万円、営業利益1億4200万円、経常利益1億5600万円、最終利益1億9400万円(2024年1月期)
上場区分
東証グロース
証券コード
5031
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