サイバーステップ、第1四半期(6~8月)決算は売上高24%減、5.5億円の営業赤字を計上 「トレバ」などのプロモーションを実施も効果は想定を下回る
-
サイバーステップ<3810>は、10月15日、2023年5月期の第1四半期(6~8月)の連結決算を発表、「トレバ」を中心として、利用率および継続率の向上を目的としたプロモーションなどの施策を推進したが、収益への効果は想定より下回り、減収・赤字幅拡大となった。
なお、為替差損3400万円を営業外費用として計上している。
売上高6億2400万円(前年同期比24.7%減)
営業損益5億5300万円の赤字(前年同期3億7300万円の赤字)
経常損益5億9300万円の赤字(同3億7300万円の赤字)
最終損益4億1100万円の赤字(同3億5500万円の赤字)売上高は、新規事業としてのマーチャンダイジング事業を着実に推進しているが、売上強化および収益に対する効果が出るには一定期間かかる想定としている。また、既存タイトルにおいては、「トレバ」を中心として、利用率および継続率の向上を目的としたプロモーションなどの施策を推進したが、収益への効果は想定より下回っている状況で推移しており、今後新規コンテンツなどの拡充による早期での収益改善を図っていく。
コスト面においては、子会社であるBloomZの株式報酬費用関連の増加があったものの、既存タイトルおよび新規タイトルに係る開発費用などの見直しを中心とした全社的なコスト削減を継続して進めた。
セグメントごとの経営成績は以下のとおり。
①オンラインゲーム事業
外部顧客への売上高は5億7900万円(前年同期比27.5%減)、セグメント損益は1億5600万円の赤字(前年同期1億7800万円の赤字)となった。②エンターテインメント事業
外部顧客への売上高は4500万円(同45.7%増)、セグメント損益は2億4100万円の赤字(前年同期1200万円の赤字)となった。 -
■通期予想は引き続き「未定」
-
2025年5月期通期の連結業績予想については、現段階で合理的な業績予想の算定が困難なことから引き続き未定としている。今後、適正かつ合理的な予想が算出可能となった時点で速やかに公表する予定だ。
会社情報
- 会社名
- サイバーステップ株式会社
- 設立
- 2000年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 佐藤 類
- 決算期
- 5月
- 直近業績
- 売上高29億8600万円、営業損益14億5500万円の赤字、経常損益15億2000万円の赤字、最終損益14億5800万円の赤字(2024年5月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 3810