【決算カレンダー】ゲーム関連企業の7～9月決算シーズンがスタート　『学マス』好調のサイバーエージェント　BOIはセガからの特許権侵害訴訟が話題に

ゲーム関連企業の2024年7～9月の決算発表シーズンがスタートする。発表のピークは11月頭の3連休明けから翌週の11月14日までとなる。

また、この四半期は9月本決算の発表シーズンとなり、主なゲーム関連では、10月30日のサイバーエージェント<4751>、11月6日のコロプラ<3668>、11月7日のオルトプラス<3672>、11月12日のバンク・オブ・イノベーション（BOI）<4393>、11月13日の日本ファルコム<3723>といったところが本決算の発表を予定している。

この本決算発表企業の中で注目されるのは、やはりサイバーエージェントだろう。10月23日にバンダイナムコHD<7832>が業績予想の上方修正を発表し、話題となっているが、その好業績に貢献したものの1つとして、サイバーエージェントの子会社QualiArts（クオリアーツ）が開発を担う新作『学園アイドルマスター』の好調が挙げられている。実際、サイバーエージェントが7月に発表した第3四半期決算においても『学マス』の大ヒットがゲーム事業をけん引した形となっており、この勢いが第4四半期期間にもどれだけ続き、寄与しているのか注目されるところだ。

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業績内容以外の点で、直近注目を集めているのがBOIだ。同社は10月21日に『メメントモリ』と『幻獣契約クリプトラクト』に関して、セガより特許権侵害差止等請求訴訟を提起され、2024年10月21日に訴状を受領したと発表した。この訴訟の行方はまだ先行き不透明であり、現時点で同社グループの財政状態と業績に与える影響は不明としているが、まずは同社が現時点でどのような対応の方向性を打ち出すのかは見ておきたい。なお、業績面では第3四半期決算において『メメントモリ』のGW時期のユーザー獲得が想定より振るわなかったことなどが気がかりなところ。第4四半期でばん回できているのかどうかしっかりと見定めたい。

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