デジタルハーツHD、第2四半期(4~9月)決算は売上高6%増、営業益13%増に DHグループ事業が売上・利益ともに業績をけん引
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デジタルハーツホールディングス<7860>は、11月7日、2025年3月期の第2四半期累計(4~9月)の連結決算を発表、DHグループ事業が売上・利益ともに業績をけん引したほか、AGESTグループ事業も第1四半期の赤字計上から黒字を回復し、増収増益を達成した。
売上高199億600万円(前年同期比6.6%増)
営業利益8億2500万円(同13.1%増)
経常利益8億900万円(同2.1%増)
最終利益4億5500万円(前年同期4億3600万円の赤字)各セグメントごとの状況は以下のとおり。
①DHグループ事業 売上高121億7000万円(前年同期比7.0%増)、セグメント利益8億3200万円(同11.2%増)
国内デバッグサービスでは、新規タイトル開発を活発に行っているクライアントに経営リソースを集中させるなどの戦略的な営業活動に注力するとともに、引き続き同社独自の品質メソッドであるDHQ(Digital Hearts Quality)を推進しサービスの付加価値向上を図ることで、高いシェアの維持・拡大に努めた。一方、グローバルおよびその他のサービスでは、国内及び海外のグループ会社間やアライアンスパートナーとの連携を強化することで、翻訳・LQA、マーケティング支援、音声収録など、タイトルのグローバル展開に必要なサービスをワンストップで提供できる体制の構築に努めた。
また、ロゼッタと共同開発した独自のゲーム特化型AI翻訳エンジン「ELLA」を活用した付加価値の高いサービスの提供を開始するとともに、国内・中国・欧州で開催された各国最大規模のゲームイベントにて、「ELLA」のデモンストレーションをはじめとするマーケティング活動を強化することで、新たなビジネスチャンスの獲得に注力した。
②AGESTグループ事業 売上高79億2500万円(同3.7%増)、セグメント損益600万円の赤字(前年同期1800万円の赤字)
引き続きAGESTを中心にハイスキルエンジニアの採用・育成に注力した。また、AGESTの付加価値領域と位置付ける“シフトレフト”および“シフトライト”領域における事業拡大を推進するとともに、テスト工程におけるAI活用を本格化するなど技術に特化したソリューションの拡充に努めることで、“テック”企業としてのブランド構築や競合他社との差別化を図った。さらに、「日本サイバーセキュリティファンド1号投資事業有限責任組合」に出資企業として参画するなど、サイバーセキュリティ分野の強化を進めた。
また、第1四半期に特定案件のクライアント側の計画見直しに伴い収益性が一時的に低下したことを受け、成長投資と安定的な利益創出のバランスを考慮した事業運営に注力することで、第2四半期以降の収益性の改善に努めた。
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■通期業績予想を下方修正
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2025年3月期通期の業績予想については、下方修正を発表しており、以下のとおり。
売上高441億円→420億2000万円(増減率4.7%減、前期比8.3%増)
営業利益31億円→25億4000万円(同18.1%減、同24.5%増)
経常利益31億円→24億7000万円(同20.3%減、同20.0%増)
最終利益21億円→16億円(同23.8%減、同804.3%増)
会社情報
- 会社名
- 株式会社デジタルハーツホールディングス
- 設立
- 2013年10月
- 代表者
- 代表取締役会長 宮澤 栄一/代表取締役社長CEO 筑紫 敏矢
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高365億1700万円、営業利益30億円、経常利益31億5200万円、最終利益7億9900万円(2023年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3676