ギークス、第2四半期(4~9月)決算は売上高2%増、営業益84%増に 国内IT人材が過去最高の売上高を更新

  • ギークス<7060>は、11月8日、2025年3月期の第2四半期累計(4~9月)連結決算を発表、3月29日にG2 Studiosの全株式の譲渡を行い、連結対象から外れた影響はあるものの、国内IT人材が過去最高の売上高を更新するなど好調を持続し、増収増益を達成した。

    売上高121億8300万円(前年同期比2.2%増)
    営業利益1億9300万円(同84.3%増)
    経常利益1億9900万円(同99.7%増)
    最終利益1億6400万円(前年同期1100万円の赤字)

    主なセグメント別の状況は以下のとおり。

    ①IT人材事業(国内) 売上高74億3400万円(前年同期比7.6%増)、セグメント利益5億9100万円(同8.3%増)
    引き続き企業からの需要は高く平均受注単価は継続して上昇しており、事業は好調に推移した。そういった状況下、広告宣伝費の手法の見直しによる抑制、組織強化のための増員、社内教育施策のブラッシュアップなど、持続的成長のための先を見据えた事業体制作りに注力した。また、地方企業のIT人材不足という課題解決に向けて、地方企業に対し全国のあらゆる地域からIT人材が案件に参画できる環境づくりを進めた。

    ②IT人材事業(海外) 売上高45億5500万円(同23.0%増)、セグメント損益9400万円の赤字(前年同期2600万円の赤字)
    人材派遣事業やMSP事業(包括的な人材管理ソリューションを提供する事業)を主にシドニーとメルボルンで展開しており、今期は事業体制の見直しとキャリア・コンサルタントの採用に注力している。

    ③Seed Tech事業 売上高1億6200万円(同25.6%増)、セグメント利益300万円(前年同期200万円の赤字)
    オフショア開発受託事業やフィリピンセブ島へのIT留学事業、SaaS型DX/IT人材育成サービス「ソダテク」の提供や、IT職未経験の若者にIT人材としてのキャリアをスタートするための研修および実務機会を与える「Seed Tech Camp」など幅広く事業展開した。加えて、クライアント企業の幅広いニーズに対応し、解決策を提案するITソリューション事業の準備を進めた。

  • ■通期業績予想は前回予想から変更なし

  • 2025年3月期通期の業績予想については、従来予想から変更なく、以下のとおり。

    売上高263億円(前期比10.8%増)
    営業利益5億5000万円(同505.3%増)
    経常利益5億4500万円(同670.7%増)
    最終損益3億3600万円(前期14億7300万円の赤字)

ギークス株式会社
http://geechs.com/

会社情報

会社名
ギークス株式会社
設立
2007年8月
代表者
代表取締役CEO 曽根原 稔人
決算期
3月
直近業績
売上高237億3900万円、営業利益9000万円、経常利益8200万円、最終損益14億7300万円の赤字(2024年3月期)
上場区分
東証プライム
証券コード
7060
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