エイベックス、アニメ事業の業績が急回復 第1四半期3億円の赤字から9月中間は黒字転換 劇場アニメ『ルックバック』が国内外で大ヒット
エイベックス<7860>は、9月中間決算でアニメ・映像事業について、営業利益が4500万円と黒字転換したことを明らかにした。第1四半期では2億9600万円の赤字を計上していたことから、第2四半期だけで3億4100万円の営業利益を稼いだ計算になる。売上高も前四半期比で52%伸びて54億2900万円だった。同社では、映画作品の興行が好調に推移したため、と説明している。
業績急回復をけん引したのは『ルックバック』だったようだ。同作は、『ファイアパンチ』、『チェンソーマン』といった話題作を手掛け、劇場版アニメ『チェンソーマン レゼ篇』の公開も控える漫画家・藤本タツキ氏の作品を原作とする劇場アニメ作品。
6月28日より劇場公開が始まると、観客動員100万人、国内興行収入20億円を超えてるなど大ヒット。海外でも175万人を動員し、興行収入19億円を超えるなど人気を集めているという。さらに11月8日から240以上の国と地域においてAmazon Prime Videoで独占配信が始まった。
© 藤本タツキ/集英社 © 2024「ルックバック」製作委員会
会社情報
- 会社名
- エイベックス株式会社
- 設立
- 1988年4月
- 代表者
- 代表取締役会長 松浦 勝人/代表取締役社長CEO 黒岩 克巳/代表取締役CFO 林 真司
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1333億8700万円、営業利益16億3300万円、経常利益15億0600万円、最終利益9億8700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7860
会社情報
- 会社名
- エイベックス・ピクチャーズ株式会社
- 設立
- 2014年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 寺島 ヨシキ/代表取締役副社長 勝股 英夫
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 非公開
- 上場区分
- 未上場