【インタビュー】『LINE おまかせレンジャー』のキーマン2人に直撃! 今、“放置系RPG”に注目した理由とは


LINEヤフー<4689>は、11月7日、放置系RPG『LINE おまかせレンジャー』の先行体験会を実施。その際、LINE GAMEでマネージャーを務める藤川翔氏と、『LINE おまかせレンジャー』プロデューサーの下平光峰氏にお話を伺うことができたので、その内容をお届けしていく。放置系RPGに注目した理由や本作においてこだわったポイントなど、リリース前に『LINE おまかせレンジャー』の魅力を要チェック!

なお、『LINE おまかせレンジャー』先行体験会の模様については、以下の関連記事を参考にしていただきたい。

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・LINE GAME マネージャー・藤川翔氏(写真左)
・『LINE おまかせレンジャー』プロデューサー・下平光峰氏(写真右)


――:まずは、ご自身が担当されている業務の内容をお教えください。


藤川翔氏(以下、藤川):私は、マネージャーとして複数のタイトルを統括して見ている立場になります。特に新規タイトルにフォーカスしたチームを見ておりまして、今回ついに『LINE おまかせレンジャー』をリリースすることになりました。

下平光峰氏(以下、下平):『LINE おまかせレンジャー』のプロデューサーという立場で、皆さまに楽しんでいただくための全てを担当しております。

――:今回、放置系RPGに注目されたのは何故だったのでしょうか?

下平:
我々LINE GAMEは、カジュアルなゲームのイメージが強いと思いますが、どうすればより幅広いユーザーに楽しんでいただけるかと考えたことが出発点になります。その中で、近年トレンドとなってきている“放置系RPG”であれば、カジュアル層のみならずミッドコア領域のゲームが好きなユーザーにも楽しんでいただけるではないかと思い、このジャンルに注目しました。

 

――:藤川さんは、マネージャーとして初めて『LINE おまかせレンジャー』の企画を聞いた時の印象はいかがでしたか?

藤川:
実は、『LINE レンジャー』のキャラクターを使ったゲームは随分前から開発を進めておりまして、スクラップ&ビルドを繰り返していました。その中でちょうどハマったのが今回の「LINE おまかせレンジャー』になります。そうして開発を進める中で、『メメントモリ』や『キノコ伝説』など、どんどん新たな放置系RPGが登場してこのジャンルに波が来ている状態になりました。この点に関しては開発のLINE studioや下平に先見の明があったのかなと思います。

――:LINE GAMEではIPタイトルも多く扱っている印象がありますが、このシステムに人気作品を乗せるという考えはありましたか?

藤川:
「LINE FRIENDS」のキャラクターを登場させているので厳密にはIPタイトルになるのですが、他社の人気作品をという意味であれば特に考えてはいなかったです。その理由は、放置系RPGのゲーム性とIP好きの方がゲームに求めているものが合致しないと考えているからです。人気IPでゲームを作るのであれば、ユーザーがその作品の中に入り込めるシチュエーションが必要になりますし、IPに特化した深い戦闘システムなども必要になってきたりもします。その点が放置系RPGでは、良い意味で「放置」するだけなので、IPの魅力を十分に表現できないと感じています。なので、放置系RPGは国内でも『スライム伝説』や『キノコ伝説』のようなノンIPタイトルが流行したのだと思います。ただ、今後コラボのような形でスポット的に実装することはあるかもしれません。

――:開発においてこだわったポイントについても教えていただけますか?

下平:タイトル名に“おまかせ”と入れさせていただいている通り、放置系RPGは様々なタイトルがリリースされていますが、「放置系RPGなのに放置できない!」「コミュニケーションが辛い…」「難しい…」というような不満を持つユーザーにも、できるだけストレスフリーに遊べるような設計をしています。いろんな場面にワンタップで解決できる「おまかせ」機能を散りばめているほか、細かい部分では導線の分かりやすさなどもかなり意識して設計しました。一方で、しっかりランキング、ダンジョン、PVPなどの攻略要素もたっぷり入っている仕上がりとなっていますのでその点も楽しんでいただけると思います。また、放置系RPGでも「達成感」を味わってもらえるように、演出にもこだわっていますので、その部分もぜひご注目いただければと思います。



藤川:基本は下平に任せていますが、自分が唯一こだわったポイントとしましては、UIでしょうか。放置系RPGで親しみのあるゲームサイクルや基本のUI構造自体はあまり突飛なことをせず、良い意味でそのままで。ただ、「はい・いいえ」の選択肢が出る際のボタン配置や、特定の場所へすぐ遷移できる導線などは日本市場に馴染みのある配置になるように何度も見直しましたね。

――:本作のウリとなっているポイントについても教えてください。

藤川:
LINE レンジャー』っぽい要素が入っているのは本作の魅力になっていると思います。もちろん、難しいゲームにはしたくなかったので放置しているだけでも進められるのですが、ゲームを進めていくと「リーダーレンジャー」が最大3キャラまで使えるようになり、『LINE レンジャー』のような編成が楽しめるなど、さまざまなビルド要素が登場します。パーティ編成や属性の相性を考えながら攻略できるようになるので、深く楽しみたい人もとことん遊べるようにしています。また、『LINE レンジャー』ではお馴染みの“タワー”も本作では“戦艦”としてアシスト役として登場するなど、カジュアルなユーザーに難しいと思われない形で取り入れています。

下平: あとは、スキマ時間で『LINE おまかせレンジャー』を遊んでいただき、強化やダンジョンが終わったタイミングでミニゲームも遊んでいただけるよう2段階スキマになっています(笑)。放置しながら楽しめる要素については今後も拡張していきたいと考えています。

 

――:今後の展望についてもお聞かせください。

下平:
まだタイトルは内緒ですが、とある大型IPとのコラボを実施する予定です。そう遠くない時期に情報もお出しできると思いますので、ぜひご期待ください。また、定期的にどんどん進化させていきたいと考えています。具体的には簡単なギルド要素の追加なども検討していきたいと思います。

――:最後に、読者へ向けてのメッセージをお願いします。

下平:
“おまかせ”でスキマ時間でも気軽に楽しんでいただけますし、しっかり攻略要素もたっぷり入っている自信作になっておりますので、ぜひ一度プレイして感想を聞かせていただければと思います。皆さまの声を聞きながら一緒に『LINE おまかせレンジャー』、略して“おまレン“を作っていきたいと思っておりますので、よろしくお願いいたします!

藤川:放置系RPGというジャンルだからこそ、『LINE おまかせレンジャー』を遊びながら他のゲームもプレイするという人も多いと思います。『LINE レンジャー』のファンが『LINE おまかせレンジャー』に興味を持って両方遊んでもらえたらと思うのと同時に、逆に本作から『LINE レンジャー』を知って『LINE レンジャー』も遊んでいただけたら嬉しいです。『LINE レンジャー』と『LINE おまかせレンジャー』とで何か一緒にできたら良いなぁとも思っています。今後もこのような感じでLINE GAMEのタイトルを増やしていきたいとも考えておりますので、これをきっかけに全てのLINE GAMEを遊び尽くしてほしいですね!

――:本日はありがとうございました。


(取材・文 編集部:山岡広樹)


■『LINE おまかせレンジャー』






 
©LINE Studio
※画面は開発中のものです。

LINEヤフー株式会社
https://www.lycorp.co.jp/

会社情報

会社名
LINEヤフー株式会社
設立
1996年1月
代表者
代表取締役会長 川邊 健太郎/代表取締役社長CEO 出澤 剛/代表取締役CPO 慎 ジュンホ
決算期
3月
上場区分
東証プライム
証券コード
4689
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