IT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポートは、8月のゲーム業界の採用動向について、を発表した。
ワークポートによれば、プログラマー職については、20代前半から30代前半の若手WEB系エンジニアを求めるソーシャル業界とWEB系サービス企業との間で採用ターゲットが重複し、激しい獲得競争が繰り広げられた、としている。コンシュマー業界は経験豊富な20代後半~30代後半までをターゲットとしており、PS3やXbox360の開発経験者のニーズが高い状況にあるという。
また、プランナー・ディレクター職については、コンシュマー業界からソーシャル業界への移動が各職種の中でも最多となる反面、ソーシャル業界からコンシュマー業界への移動は全く見られなかったとのこと。理由として、求人件数が少なさや、ソーシャル業界のコンテンツはライトなものが多いため、コンシュマー業界では即戦力として認めてもらえないことがあると指摘している。
このほか、デザイナー職については、2Dの領域ではコンシュマー業界、ソーシャル業界間で人材の移動があるものの、3Dの領域ではほぼ全てがコンシュマー業界の求人だった。どちらの業界でも提出する作品が結果を大きく左右するが、デザイナーが描くキャラクターやアイテムが売上を左右するソーシャル業界では、特に高いクオリティと作業スピードの速さが求められる。
今後の見通しについて、ワークポートでは、プランナー・ディレクター職で業界間の移動を考える場合、コンシュマー業界と比べてソーシャル業界では課金方法などの収益モデルまで考える必要があるが、企画書をしっかり作成できれば移動できる模様。ここ1年では最も多くの人材が移動した職種であり、今後もこの傾向は続くとの見方を示した。
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