コロプラ、家庭用ゲームはエイティングとMAGES.中心に展開　本体は位置ゲーなど"モバイルならではの体験"✕グローバルIPで世界ヒット狙う

コロプラ<3668>は、2024年9月期の決算説明会の質疑応答において、コンシューマゲームへの取り組みについて、子会社であるエイティングとMAGES.を中心に取り組んでいくとの考えを示した。両社は、コンシューマゲームで豊富な実績を持っている会社だが、『STEINS;GATE RE:BOOT』など合計9本の開発を行っているという。

他方、コロプラ本体については、引き続きモバイルゲームを中心に事業を展開していく考え。コンシューマーゲーム、モバイルゲームともマルチプラットフォーム化が進み競争が激化しつつあるが、「位置ゲー」などモバイル端末の特性を活かしたマーケットとして可能性を感じているという。

奇しくもドリコムの内藤裕紀社長が9月中間決算の説明会で「モバイルゲームで位置情報を開発・運営できる会社はさほど多くはないため、競合も通常のモバイルゲームに比べて少ない。マーケットのポテンシャルはまだまだある」とコメントしたが、奇しくもコロプラも同じような見方をしていたようだ。

コロプラは、『コロニーな生活プラス』や『ドラゴンクエストウォーク』など、これまで培ってきた技術やノウハウを生かして、モバイルならではのゲーム体験を実現すること、またグローバルに強い IP を組み合わせることで、世界的なヒットを狙っていきたい、としている。

現在、合計4本の開発を行っており、今期2025年9月期においては『project MASK』以外に1タイトルをリリースする予定だという。

▲『project MASK』は金子一馬氏が手掛けており、順調に開発が進捗しているとのこと。「これまでにない新たなゲーム体験の実現を目指す」としており、位置情報を絡ませるのだろうか。