ポールHD、3Q(2~10月)決算は売上高10%増、営業益9%減に 海外ソリューションが業績の牽引役に 事業整理費用やゲーム共同開発追加負担が発生
-
ポールトゥウィンホールディングス<3657>は、12月10日、2025年1月期の第3四半期累計(2~10月)の連結決算を発表、海外ソリューションが売上高を牽引し、2ケタ増収を達成した。
一方、海外ソリューションにおける事業整理費用4億3100万円の計上や、メディア・コンテンツにおけるゲーム共同開発追加負担2億2900万円の発生などにより、営業利益と経常利益は減益での着地となった。
売上高372億5900万円(前年同期比10.8%増)
営業利益6億3400万円(同9.8%減)
経常利益6億1400万円(同23.0%減)
最終損益2億2600万円の赤字(前年同期2億9100万円の赤字)業務の種類ごとの状況は以下のとおり。
①国内ソリューション 売上高184億4900万円(前年同期比6.6%増)
Tech市場向けのソフトウェアテストやシステム開発は案件の大型化が進み、同業務の売上高成長を牽引した。②海外ソリューション 売上高139億9800万円(同19.3%増)
海外のゲーム業界の環境が持ち直し、音声収録やカスタマーサポートが増加したこと、Ghostpunch Gamesの事業譲受による新規連結寄与や円安効果によって売上高が増加した。③メディア・コンテンツ 売上高48億1100万円(同5.2%増)
事業の選択と集中により不採算事業の撤退を進めたことで売上高が減少したが、アニメ制作では制作単価向上もあり売上高が増加した。 -
■通期業績予想は前回予想から変更なし
-
2025年1月期通期の連結業績予想については、前回発表予想から変更なく、以下のとおり。
売上高510億700万円(前期比9.2%増)
営業利益18億300万円(同304.5%増)
経常利益18億4900万円(同251.9%増)
最終利益3億2200万円(前期19億2000万円の赤字)
会社情報
- 会社名
- ポールトゥウィンホールディングス株式会社
- 設立
- 2009年2月
- 代表者
- 代表取締役会長 橘 民義/代表取締役社長 橘 鉄平
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高469億8000万円、営業利益4億400万円、経常利益5億900万円、最終損益19億6700万円の赤字(2024年1月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3657