eスポーツ関連企業のGLOE、24年10月期決算は上場関連費用なくなり経常益761%増の1300万円 税負担で2期連続の最終赤字 今期は投資先行に
eスポーツ関連企業のGLOE<9565>は、12月12日、2024年10月期の連結決算を発表し、売上高22億6000万円(前の期比0.1%減)、営業利益1600万円(同17.5%増)、経常利益1300万円(同761.7%増)、最終損失1900万円(前の期は500万円の損失計上)だった。
・売上高:22億6000万円(同0.1%減)
・営業利益:1600万円(同17.5%増)
・経常利益:1300万円(同761.7%増)
・最終損失:1900万円(同500万円の損失計上)
前年同期に計上していた上場関連費用がこの期はなかったこともあり、経常利益は大幅な増益となった。ただ、税負担が発生したことで最終損益の赤字幅が広がった。
■クライアントワークサービス
売上高は、13億0100万円(同13.6%減)となった。eスポーツイベントの企画・運営を行っており、事業会社が主催する社内交流や企業ブランディングを目的としたイベント、インフルエンサーが主催となるイベントなど、競技大会以外のゲーム・eスポーツを活用した新たな案件が増加した。一方、国内ゲーム会社においてゲームの開発及びプロモーションの戦略に変化があったことから規模の大きい案件が減少し、売上高は減少した。
■ブランドプロデュースサービス
ブランドプロデュースサービス関連の売上高は、9億5900万円(同26.6%増)となった。ストリーマーやプロゲーマーなどのインフルエンサーを起用したPRやイベントの需要が高く、インフルエンサーマーケティングに関連する売上高が増加した。また、ライブ配信の技術面でのサポート事業を展開する配信技術研究所の株式を取得し連結子会社化した。
■2025年10月期の業績見通し
2025年10月期の業績は、売上高25億5000万円(前期比12.8%増)、営業損失4500万円(前期は1600万円の利益計上)、経常損失4500万円(同1300万円の利益計上)、最終損失3500万円(同1900万円の損失計上)、EPS-12.79円を見込む。
・売上高:25億5000万円(同12.8%増)
・営業損失:4500万円(同1600万円の利益計上)
・経常損失:4500万円(同1300万円の利益計上)
・最終損失:3500万円(同1900万円の損失計上)
・EPS:-12.79円
新たな事業ポートフォリオに基づき、2025年10月期においては、新サービス群の開発と企画・営業体制の強化を目的として、先行投資として開発費および人件費を投入することを決定した。また、2024年6月に子会社化した配信技術研究所においては、新規サービス開発のための先行コストが発生する見込み。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カヤック
- 設立
- 2005年1月
- 代表者
- 代表取締役CEO 柳澤 大輔/代表取締役CTO 貝畑 政徳/代表取締役CBO 久場 智喜
- 決算期
- 12月
- 直近業績
- 売上高174億6700万円、営業利益10億2100万円、経常利益10億3800万円、最終利益5億1100万円(2023年12月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3904
会社情報
- 会社名
- GLOE株式会社
- 設立
- 2015年11月
- 代表者
- 代表取締役 谷田 優也/代表取締役 古澤 明仁
- 決算期
- 10月
- 直近業績
- 売上高22億6400万円、営業利益1400万円、経常利益100万円、最終損益500万円の赤字(2023年10月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 9565