アクセルマーク、ゲーム・アプリ開発やXR開発、WEB制作/システム制作などを手掛けるスパイラルセンスを来年5月下旬に買収

アクセルマーク<3624>は、12月17日、ゲーム・アプリ開発、XR開発、WEB制作/システム制作など主にエンターテインメント分野で開発実績を持つスパイラルセンスの全株式を2025年5月下旬に取得し、子会社化することを発表した。

株式取得価額については、両社間の交渉過程において、適切なデューデリジェンスを実施し、算定するとしている。

スパイラルセンスを完全子会社とすることにより、同社トレカ事業においてエンターテインメント分野での知見を活かしたEC開発領域での連携や拡大が可能となると考えているという。また、同社事業を支えるエンジニア部門の開発保守運用力の強化を図るとともに、スパイラルセンスが保有する労働派遣事業許可や有料職業紹介許可を活かしたエンジニア領域の人財サービスなどの検討など、同社全体の業績基盤の強化を図ることができるものと見込んでいるとしている。

将来的には「マーケティング支援」を行う同社広告事業において、スパイラルセンスが持つゲームを中心とした「エンタメコンテンツ制作機能」が新たに加わることで、現在の同社広告事業が強みとしている「電子書籍」「ゲーム」領域に対して、さまざまな支援が可能となると考えているという。

同社は、事業面での連携に加え、併せて両社の収益性向上のため、事業運営の効率化や売上原価率の低減などのコストシナジーを意識した連携を深める予定だ。今後も引き続き、迅速に事業全体を高利益率の事業構造に転換するため、成長戦略を推進することで業績の向上を図るとともに、株主や投資家の期待に沿うべく業務を推進していくとしている。

なお、この子会社化が実現した場合、スパイラルセンスは同社の連結子会社となり、2025年9月期の第3四半期より連結決算に移行する予定だ。中長期的には同社業績へ寄与するものと考えているが、連結決算移行による2025年9月期の業績に与える影響は現在精査中であり、開示すべき影響が判明次第発表するとしている。