サイバーエージェント、新しい中長期戦略は「ABEMA」を使ってIPを創出・育成し収益化を目指す…ゲーム中心に多岐に渡るマネタイズで拡大目指す
サイバーエージェント<4751>は、この日(1月29日)、第1四半期の決算説明会(オンライン開催)において、新たな中長期戦略について言及した。これまでの決算説明会でも言及していたものだったが、あらためて紹介しておこう。
従来はネット広告とゲームで収益を稼ぎつつ、それをABEMAを中心とするメディア事業に投資して新しい柱に育てていく戦略だった。ABEMAと周辺ビジネスが成長し、収益貢献が見えてきたことで、次のフェーズに入ったという。
新しい戦略では「メディア事業に投資し、より多くのユーザーを獲得したことで、ここから世界に通じるIPを創出しグループシナジーを効かせ、それを世界に販売していく」というビジョンを持って取り組んでいるという。
膨大なユーザー基盤を持つ「ABEMA」を中心にアニメなどの世界に通用するIPを制作・創出し、ゲームを中心とした多岐に渡るマネタイズ手法で収益化させていく。
アニメやドラマ、舞台の制作会社もグループ化するなど、「グループシナジーがしっかり効かせられる体制が整ってきており、中長期的に事業規模と収益を大きくしていきたい」という。
会社情報
- 会社名
- 株式会社サイバーエージェント
- 設立
- 1998年3月
- 代表者
- 代表取締役 藤田 晋
- 決算期
- 9月
- 直近業績
- 売上高8029億9600万円、営業利益418億4300万円、経常利益414億7500万円、最終利益162億4600万円(2024年9月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 4751
会社情報
- 会社名
- 株式会社AbemaTV
- 設立
- 2015年4月
- 代表者
- 代表取締役社長 藤田 晋