【ゲームエンタメ株概況(3/10)】ホロライブ初の公式スマホゲーム「DREAMS」を発表のカバーが大幅反発 通期経常益と最終益を上方修正のユークスも反発
3月10日の東京株式市場では、日経平均は反発し、前日比141.10円高の3万7028.27円で取引を終えた。前週末の米国市場高もあって、国内市場は前週末の800円超の下落に対する自律反発の動きが先行した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は53銘柄(55%)、下落は36銘柄(38%)、変わらずは7銘柄(7%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、カバー<5253>が大幅反発し、一時3000円台を回復する場面があった。カバーは、前日3月9日に開催された「hololive 6th fes. Color Rise Harmony」の2日目のステージで、ホロライブ初の公式スマホゲーム「DREAMS」を発表したことなどが株価の刺激材料となったようだ。
また、ユークス<4334>が反発した。ユークスは、前週末3月7日に2025年1月期通期の業績予想の修正を発表し、売上高と営業利益の予想は下方修正したものの、経常利益と最終利益は従来予想を上回る見通しになったことが市場からポジティブに評価されたもよう。
ほか、オルトプラス<3672>が大幅続伸し、Aiming<3911>や円谷フィールズHD<2767>なども買われた。
半面、大和証券が目標株価は2900円から3800円に引き上げたものの、投資判断を「2」から「3」に格下げしたカプコン<9697>が続落した。
家庭用大手ゲーム株では、任天堂<7974>やソニーグループ<6758>も売られた。
ほか、サンリオ<8136>やハピネット<7552>の下げがきつく、ビットコイン価格の下落を受けてgumiも安い。
会社情報
- 会社名
- 株式会社カプコン
- 設立
- 1983年6月
- 代表者
- 代表取締役会長 最高経営責任者(CEO) 辻本 憲三/代表取締役社長 最高執行責任者(COO) 辻本 春弘/代表取締役 副社長執行役員 兼 最高人事責任者(CHO) 宮崎 智史
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1524億1000万円、営業利益570億8100万円、経常利益594億2200万円、最終利益433億7400万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 9697
会社情報
- 会社名
- 株式会社ユークス
- 設立
- 1993年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 谷口 行規
- 決算期
- 1月
- 直近業績
- 売上高32億5500万円、営業利益8700万円、経常利益1億6300万円、最終利益1億9800万円(2025年1月期)
- 上場区分
- 東証スタンダード
- 証券コード
- 4334
会社情報
- 会社名
- カバー株式会社
- 設立
- 2016年6月
- 代表者
- 代表取締役社長CEO 谷郷 元昭
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高301億6600万円、営業利益55億3600万円、経常利益56億2300万円、最終利益41億3700万円(2024年3月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 5253