【ゲームエンタメ株概況(4/11)】GLOEが連日の急騰…S高比例配分に 通期最終利益見通しを引き上げのエイチームHDが反発 シリコンスタジオは大幅反落
4月11日の東京株式市場では、日経平均は大幅反落し、前日比1023.42円安の3万3585.58円で取引を終えた。米国の関税政策により米中貿易戦争が激化するとの懸念から米国市場が下落し、国内市場にもその影響が波及した。
そうした中でゲーム・エンタメ関連株の動きを見てみると、下記の表に登録しているゲーム・エンタメ関連企業96銘柄のうち、上昇は50銘柄(52%)、下落は43銘柄(45%)、変わらずは3銘柄(3%)で、上昇した銘柄のほうが多かった。
中で、GLOE<9565>が連日の急騰でストップ高比例配分となった。GLOEは、サウジアラビア企業とのMOU締結が引き続き材料視されたもようだ。
また、エイチームHD<3662>が反発した。エイチームHDは、子会社のライフエンディング総合サイト「ライフドット」事業を鎌倉新書に譲渡することと、譲渡に伴う特別利益の計上などで、通期の最終利益見通しを引き上げると発表したことが市場の関心を集めたようだ。
ほか、gumi<3903>やカヤック<3904>などが高く、『メメントモリ』で2.5周年記念キャンペーンを開催することを発表したバンク・オブ・イノベーション(BOI)<4393>が4日続伸した。
半面、前日4月10日に発表した2025年11月期の第1四半期決算が減収・営業赤字転落となったシリコンスタジオ<3907>が大幅反落した。
決算発表関連ではトーセ<4728>も反落した。
連結子会社における一部の助成金に関する不正な申請が明らかになったことを発表したSHIFT<3697>は4日ぶりに反落した。
会社情報
- 会社名
- 株式会社エイチームホールディングス
- 設立
- 2000年2月
- 代表者
- 代表取締役社長 林 高生
- 決算期
- 7月
- 直近業績
- 売上高239億1700万円、営業利益5億6200万円、経常利益6億900万円、最終利益9億5300万円(2024年7月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 3662
会社情報
- 会社名
- シリコンスタジオ株式会社
- 設立
- 2000年1月
- 代表者
- 代表取締役社長 梶谷 眞一郎
- 決算期
- 11月
- 直近業績
- 売上高44億1400万円、営業利益1億4300万円、経常利益1億2300万円、最終利益8700万円(2024年11月期)
- 上場区分
- 東証グロース
- 証券コード
- 3907