カプコン、2025年3月期の業績予想を上方修正　売上、利益とも過去最高に　『モンハンワイルズ』やリピート貢献

カプコン<9697>は、この日(4月24日)、2025年3月期連結業績予想の上方修正を行い、売上高1696億円(前回予想1650億円)、営業利益657億円(同640億円)、経常利益656億円(同630億円)、最終利益484億円(同460億円)、EPS115.7円(同109.98円)とした。売上、各利益ともに過去最高となる見込み。

同社では、新作『モンスターハンターワイルズ』や主力シリーズの過去タイトルを中心としたリピートタイトルが安定した人気を集め、グローバルに販売拡大した、と説明している。加えて、アミューズメント施設事業、アミューズメント機器事業なども好調に推移した。

従来予想との比較や前年実績との比較は以下のとおり。

【修正内容】
・売上高:1696億円(前回予想1650億円)
・営業利益:657億円(同640億円)
・経常利益:656億円(同630億円)
・最終利益:484億円(同460億円)
・EPS:115.72円(同109.98円)

【従来予想からの修正率】
・売上高:2.7%増
・営業利益:2.6%増
・経常利益:4.1%増
・最終利益:5.2%増

【前年実績との比較】
・売上高:11.2%増
・営業利益:15.0%増
・経常利益:10.3%増
・最終利益:11.5%増

【追記】
なお、第4四半期(25年1～3月)の業績を見ると、売上高807億4700万円(前年同期比75.8%増)、営業利益346億8000万円(同269.9%増)、経常利益341億8300万円(同243.2%増)、最終利益253億3400万円(同190.0%増)と大幅増収増益となった。売上と利益は四半期ベースで過去最高となる。グラフとしてみると『モンスターハンターワイルズ』のインパクトの凄まじさが見えてくるだろう。