バンダイナムコHD、25年3月期のAM事業はセグメント利益23%増の84億円 既存店好調、ガシャポン専門店も寄与 『ツアマス』26年3月期から本格貢献

バンダイナムコホールディングス<7832>は、2025年3月期のアミューズメント事業の業績について、売上高が前の期比18.2%増の1414億8500万円(前期比)、セグメント利益が同23.3%増の84億3800万円だったと発表した。売上高の内訳は、アミューズメント施設が同23.0%増の1050億円、アミューズメント機器が同1.2%減の336億円だった。
伸びをけん引したアミューズメント施設は、国内既存店の売上高が同5.3%増と伸びた。さらに「バンダイナムコ Cross Store」や「ガシャポンのデパート」のようなグループの商品・サービスと連携したバンダイナムコならではの施設やアクティビティ施設が好調に推移した。
業務用ゲームにおいては、新製品や定番機器の販売等が安定的に推移した。

アミューズメント事業の新作は以下のとおり。
・『湾岸ミッドナイト マキシマムチューン 6RR PLUS』
・『クレナグラン』
・『Goldstorm Pirates』
・『Animal Kaiser+』
・『アイドルマスター TOURS(ツアマス)』
『アイドルマスター TOURS』の稼働開始は3月25日であるため、本格的な収益貢献は2026年3月期からになる。このほか、『機動戦士ガンダム エクストリームバーサス2 インフィニットブースト』を25年6月より稼働開始する予定だ。
なお、売上高とセグメント利益の推移は以下のとおり。2025年3月期は第1四半期から第4四半期まですべて黒字だった。例年、第3四半期または第4四半期に赤字を計上する傾向があったが、この期は赤字の出る四半期はなかった。


会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイ
- 設立
- 1950年7月
- 代表者
- 代表取締役社長 竹中 一博
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1491億5500万円、営業利益122億4100万円、経常利益134億4600万円、最終利益99億4700万円(2023年3月期)
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコアミューズメント
- 設立
- 2006年3月
- 代表者
- 代表取締役社長 川﨑 寛
- 決算期
- 3月
会社情報
- 会社名
- 株式会社バンダイナムコホールディングス
- 設立
- 2005年9月
- 代表者
- 代表取締役社長 浅古 有寿
- 決算期
- 3月
- 直近業績
- 売上高1兆2415億1300万円、営業利益1802億2900万円、経常利益1864億7000万円、最終利益1293億100万円(2025年3月期)
- 上場区分
- 東証プライム
- 証券コード
- 7832